近づかないで！！！！

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松村side






「寝ちゃいました？」


「うん、寝たね」






日々の暑さと休みなくある仕事に疲れてたのか
背中をトントンすればあっという間に夢の中に意識を落としたA。






同じ車で帰る時、車内で抱きしめても逃げられなくなったのはほんとについ最近で






隙あれば逃げるAを捕まえておくためにメンバーを始め、周りの人間に協力してもらってる。





俺もAも、ドラマの撮影が忙しくて同棲するまでにまだ時間がかかりそうだから、






とりあえず仕事の様子を見て、頻繁にAを俺の家に連れて帰るようにした






最初はそれこそ借りてきた猫って感じだったけど、最近はどっちかと言うと犬。






一緒にご飯作ったり、風呂上がり俺が髪の毛を乾かせば、されるがままになってて。







同じベッドに入って抱き締めれば、恥ずかしがって動き回ってたのに






最近は俺の服をキュッと掴んでて









なんというか、可愛すぎる。








今も腕の中で安心したように眠るA






どうしようもなく愛おしくなってAのほっぺに思わずキスを落とす








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「そーいえば、あの話進んでますか？」



「うん。だいたい形になった」



「上手くいくといいですね」



「大丈夫だろ」






うん、大丈夫。俺らには支えてくれる仲間や、心強い味方がたくさんいるんだから







夜の街を走る車の中、






愛おしい人を抱きしめてる幸せを








絶対手放すわけないだろ




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