近づかないで！！！！

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撮影はなんとか終了したけど、
やっぱり寝ないのはまずかったみたい




クマが出来た顔を心配されまくり


重い体と上手く働かない頭を一生懸命フル回転させてなんとかいつも通りの"如月A"を演じ切る





途中たろに




「きぃさ、北斗のことちゃんと頼りなよ？」




なんて言われたけど、目元に濡れタオル乗せてたから仮眠とってて聞いてないことにした




そして帰ってきた我が家




とりあえずエアコン付けてソファでうだうだする




1人になると考えてしまうのはやっぱりほくのことで




こんなのほくの仕事に迷惑だし、
頼れるわけないじゃん…





本当に技量が足りなかっただけ
私が可愛くなかっただけ




私が恨むべき相手は他の誰でもない自分なんだ





ピンポーン





予期せぬ来客を告げたエントランスからのインターホン



荷物？なんて何も頼んでないし…








・








って、え？





エントランスを映すモニターには






会いたくなくて、会いたい人がいた






「…なんでいるの」


『だめ？』


「……ダメじゃない」


『じゃあ開けて？』


「……」





とりあえずエントランスを開けた





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