近づかないで！！！

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どんな言葉を突きつけられても
大丈夫って言い聞かせてやってきた。



仕方ないよ、自分は事務所の異質だから。



それでもどれだけ覚悟していても、実際自分の中で処理できないほどの批判を受けた時は、なんで頑張っているか分からなくなった。





ライブのアンチうちわ



自分のソロコーナーで消されるペンライト



なにより少しのファンレターに混ざってくる大量のアンチレター





それがすべてが積み重なった時
処理し切れなくなった脳は勝手に"自分が悪い"と変換し出すようになっていた。






6人は初めてちゃんと出来た仲間であり、味方であり、家族。


そんな6人からの、大好きな人からの言葉が嬉しくて。




考えれば考えるほど止まらない涙。




一生懸命涙を拭ってると、視界の隅に黒い薔薇の花束。




もちろん差し出してるのはほく





「…黒い薔薇の花言葉は"決して滅びることのない愛"、"永遠"。A、」





"SixTONESのメンバーでいてくれてありがとう"






受け取った花束を抱え思わずしゃがみこんだ






撮影中だって忘れるくらいに







一緒にしゃがみこんでくれたほくは最初こそ頭を撫でてくれてたけど、





それでも泣き止まない私に呆れたように笑って





泣き止まなきゃって思うけど、涙は止まってくれない。





その時、




ふいにほくに花束ごと抱き寄せられた




「きぃは泣き虫だなぁ笑」


「っ、だって、」


「そんなきぃも可愛いよ」




可愛いって言葉に止まらない涙と赤くなるほほ




…私って照れながら泣くって器用すぎじゃない？




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