近づかないで！！！

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少し蒸し暑いのを感じて目が覚めた



目が覚めて一番最初に吸った空気は

大好きな人の大好きな匂い





薄い夏布団が掛けられてて、
となりには昔から変わらず大好きなほく



腰の痛みと身体に少しのだるさ感じる



ぽわぽわな頭が覚醒してきて、
昨日の夜を思い出さずには居られなかった






はじめて、女になった気がした…




あんなに優しく包み込まれて




優しい目で見られて






…愛されたのは幸せなのか、






それとも幸せに化けた不幸なのか。







感じてるこの怠さを幸せと感じるのか、
正直まだ分かんなかった








なんも考えたくなくて隣の顔を見つける






あどけない寝顔にも好きが溢れて止まらない





「…すきだなぁ」


「何、朝から可愛いこと言ってんの？」


「ふぇ！？」





変な声(笑)なんてまだ眠そうな目で笑ってるほく

え、え、寝てたよね…




顔に熱があつまって、身体の向きを変えてほくに背中を向けて丸まる





「なんで、そっち向くのー？」


「え、ちょっ///」





ほくが後ろからハグしてきて
耳元で囁かれる




お互い生まれたままの姿
肌がしっとり密着した




むりむりむりむり！！心臓とまる！！！





「A」


「ん」


「おはよ」


「…お、はょ」





ほっぺにキスを落とされる

なんで！？ほくは外国人なの！？ねぇ！！！






「A」


「…なに」


「…どーだった？」


「、、っどうって、」





色気を含んだ少し低めに響く声



耳元で





「気持ちよかった？」




なんて囁かれて涙が出るほど恥ずかしくなった。


でも、好きな人に抱 かれることが
こんなにも幸せで、、






こんなにも辛いなんて知らなかった





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