犬は諦めない【男主】【ヒロアカ】 (ページ3)

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"2話" ページ3

緑谷出久side

自己紹介しなきゃ締めるぞ、と脅され渋々目の前の狼牙さん？は自己紹介を始める。

『...はー、なんで俺がこんな餓鬼共に自己紹介なんざ.....狼牙A。敵ネームはローガ。殴り込みした時に間抜けな事に捕まって今はこんなもん付けられてる。個性は犬。犬科の動物になら何でもなれる。』

そう言って首輪のように繋がっている捕縛武器をクイッと引っ張ってみせる狼牙さん。その捕縛武器の先には相澤先生の手がある。

『だからよぉ。個性使っちまえばお前らなんざ噛み砕ける。』

ニヒルに笑った狼牙さんに峰田くんが怯えた声を上げたところで狼牙さんがぐえっと声を漏らす。

相澤先生によって首が締められているらしい。容赦ないな相澤先生！

相澤｢生徒を脅すな馬鹿。｣

『あ゛ぁぁ！！！わかった！！分かったから止めろクソ！！！』

ギブアップを告げれば緩められる捕縛武器...。あれはもう首輪とリードという事なんだろう。

『くっそが...飼い犬じゃねーぞ俺は.....！！』

ケホッと咳き込んで相澤先生の元に戻る狼牙さん。

相澤｢...という事で今日からクラスメイトという立ち位置で一緒にヒーローを目指すことになった。まぁ敵という立場だが戦いの経験は多い。学べることは学べ。狼牙。お前の席は...1番後ろの端っこな。以上。｣

『んだからヒーロー見てぇなクソの中のクソなんざ目指さねーって言ってんだろうがクソ澤シネカス！！！！！』

まるでかっちゃんみたいな暴言を吐きながらも捕縛武器を伸ばして席に座る狼牙さんは思っていたより怖くない。口は悪いけど。

爆豪｢ﾁｯ...なんだあのクソ敵。｣

切島｢なんか爆豪と似てんな！！！｣

｢『あ゛ぁ！？似てねぇよこのクソ髪野郎！』｣

｢『って被ってんじゃねーよ！！！！』｣

上鳴｢コントかよwwww｣

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因みにこれの前日にA組生徒と狼牙には雄英体育祭のことは言ってあるという事で、許してください。