※幼少期 ページ2
幸也side
これは誰に話すわけでもない
ただ俺の過去を思い出すだけの話です。
俺が生まれたのは大阪。
父親は埼玉出身だけど、転勤で大阪へ。
そして母と結婚して俺が生まれた。
でも小さいときの両親の記憶は殆ど無い。
共働きでバリバリの仕事人の2人の代わりに
俺を育ててくれたのは母方の婆ちゃんだった。
口数の少ない婆ちゃんと
味気ない毎日を過ごす日々。
欲しいものもやりたい事も
お願いすればやらせて貰えたけど
『親の愛情』が何かはわからないまま
小学校3年の時に婆ちゃんが死んだ。
温かいご飯は冷たいお金に変わって
ますます愛情が何かわからないまま。
俺は生活の術を自力で学んでいった。
父親の転勤をきっかけに両親は離婚して
俺は父親と一緒に埼玉へ来た。
なぜ父親と来たかと聞かれたら
すでに新しいパートナーがいた母には
俺は必要なかったと答える他無い。
でも別に悪い人じゃない。
自由な人だっただけだ。
二人暮らしになってすぐ、
親父に初めて料理をつくって食べさせたら
何故か泣きながら謝られて、
そのとき初めて、俺は存在して良かったんだと思った。
俺は誰にも必要ない人間だと思って生きてた。
親にさえ居ても居なくても変わらない存在だった。
でもそれは違った。
引っ越す時、それまでの友人にも
何も伝えなかったら、驚くほど怒られた。
怒られたけど嬉しかった。
俺は自分の事を考えるのが苦手だ。
魅力がない自分に気付くのが怖いから。
深く考えずやりたいと思ったことをやる。
それが一番楽に生きれた。
それなりに楽しく過ごしてた。
大好きな友達もできた。
でも、やっぱり自分に自信は持てずにいたらしい。
過去は変えられない。
ただこれからは、
これからの俺の未来にはずっと
頼もしい仲間が9人も居る。
それだけで自信が持てる。
もう明るい未来しか見えない。
大好きな9人との楽しい未来が楽しみです!
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作者名:白色。 | 作成日時:2019年8月27日 19時