【∞】無限大キャッスル。２【8人目】 (ページ15)

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橙 side

いつの間にか傍にいるんが当たり前に
なりすぎて、変化にすら気付けへんように
なってたんかも知れへん…最悪や…。

村「まぁ、そんな気に病まんでもええけどな。
少しだけ体調、気にしてやっといてくれや。
無理そうやったらコッチでやるしな！」

明るく信ちゃんがフォローしてくれたけど
やっぱり僕もAの支えになりたいから
これからは大丈夫やって伝えた。

それからは一緒の部屋になるときは一緒の布団で。
緊張はするけどAが安心できるのが一番！
実は最初の頃はちょっと気負ってたけど…。

少し年月が過ぎて、僕にも余裕ができてきた頃
思い切ってAにきいてみた事がある。

丸「メンバーと一緒に寝るようになった頃、
どうして僕は一緒に寝ようってしなかったん？」

「んー…丸ちゃんってさ、そこに居てくれるだけで
安心できるんよね。空気が和らぐっていうか。
あとは、一緒に寝たら丸ちゃんが緊張しそうやなって。笑」

そこまでばれとるとは思わんくて
この時めっちゃ恥ずかしかった。

「実際一緒に寝た時、最初あんまり寝れてへんかったやろ？笑
気持ちが嬉しかったからお言葉に甘えてるけどな！」

なんて冗談交じりに付け足して言われて。
恥ずかしいながらもそれだけ、よく見て感じて
理解してくれてたんやなって思うと
ホンマにAには頭上がらへんなぁって
改めて思ったのも覚えてる。

昔と今ではメンバーとの関係性も変わって
ある意味もっと複雑になった。
その関係がどうなるかなんてわからへんけど
Aが楽しそうに笑ってるならそれでええかな。

それが僕の隣ならもっとええな。なんて。