∞京都デート ページ34
橙 side
今日はいよいよAと京都お泊まりデートの日。
昼からゆっくり待ち合わせて、まずは僕のいつものお寺へ参拝。
そして近くの和カフェで３時のおやつタイム♡
小腹も満たされて、少し早いけど旅館へ。
ロビーから見える日本庭園に夢中なAを横目にチェックインを済ませれば、旅館の方から有力な情報が！
丸｢A、この近くに神社あるんやって。
行ってみる？｣
｢え！行くいく！｣
取り敢えず荷物だけ預けて、
歩いて１５分弱と言う神社へ向かう。
丸｢…はい。｣
そっと差し出した手。
少し笑って繋いでくれたA。
｢今日もしっとり。笑｣
丸｢Aはしっとりしてても繋いでくれるからエエの。｣
｢エエの？笑｣
丸｢そう。僕はAとさえ手を繋げればそれでエエねん。｣
｢何それ//｣
可愛え…Aは最近ますます可愛くなった気がする。
僕、今日１日一緒で大丈夫やろうか…。
「丸ちゃーん？」
丸「ん？あ、どうしたん？」
「どうしたんちゃうよ。歩かな着かへんで？笑」
楽しそうに僕の手を引いて歩き出したA。
お土産屋さんとか誘惑の多い参道を抜けて
見えたのは小さいのに存在感のある神社。
「素敵な所やね。」
丸「ホンマに。」
しっかりと参拝した後、おみくじ引きたいって
はしゃぐAと社務所へ。
「あっ！見てみて丸ちゃん！
めっちゃカラフルなお守りあるよ！！
小さくてめんこいの！！」
僕の親指ほどのそのお守りは
確かにカラフルで可愛い。
丸「ホンマやね。
８色…あ、でも白がなくてピンクや。」
「皆のお土産にして、私ピンクにするわ！
…ヒロの色や。」
小さく聞こえた最後の言葉。
脱退しても仲間やもんね。
「はいっ、丸ちゃんのオレンジー♡」
丸「ありがとう。」
嬉しそうに良いもの買えたって喜ぶAに
おみくじはって聞いたら案の定忘れとって、
一緒に引いてみたら２人とも吉で
微妙やねって笑い合った。
∞
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白色。 | 作成日時：2017年9月18日 23時
