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青 side
手を繋いで寝室へ。
ベットに入って僕がAを抱きしめる。
僕の胸に顔を埋めてくっついてくる。
横になれば身長差なんて関係ないしな。
「あったかいなぁ…まだまだ寒いから嫌やわ」
安「Aは末端冷え性やもんね。
僕でよければいつでも湯たんぽなるで?」
「章ちゃん湯たんぽ?笑」
安「んや、湯たんぽ章大。笑」
「苗字みたいになってもうてるやん。笑
…章ちゃんは心も体もあったかいなぁ…」
安「どんだけ寒かったん?」
「今日外ロケやったからさぁ…」
安「それだけ?」
「…それだけやで?」
Aは男ばっかの環境なのも有ってか、
周りに妬まれて今だに嫌がらせが多い。
数少ない女子だから可愛がられてるって
根拠の無い理由で同性だけじゃなく異性にも。
偏見なく接してくれる人は絶対に
Aの事を悪く言う人はいない。
やってめっちゃええ子やもん。
でもAは絶対、僕たちにそんな事があるって言わない。
嫌がらせや虐め、アンチからの迷惑な行為も。
よほどスタッフに迷惑をかけない限りはやけど。
安「…そっか。僕が言うのもなんやけど
ちゃんと寝て休まなあかんで?」撫で
「ほんまに。章ちゃんのが夜更かしやで?笑
…ありがとう章ちゃん。」
安「ん…ゆっくり休みや?」撫でなで
「ありがとう。おやすみ章ちゃん。」
そう言って目を閉じる。
僕の胸に顔を埋めて寝る時はいつも何かある時で
それに気付けたのはつい最近。
気付いたというか、そうやって
甘えてくれるようになった。
章ちゃんみたいな妹欲しかったって言われるんは
物凄く複雑やけど、頼られるんは嬉しい。
誰より距離が近いのも確かやし。
自分からくっついて行く大倉以外でやけど。笑
そうやって一番近い距離で支え合うのが僕らの日常。
Aにとってメンバーであり妹?である僕の日常。
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作者名:白色。 | 作成日時:2016年7月1日 1時