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橙 side
丸「お邪魔しまーす」
「おかえりー！今日も待ち伏せ大成功！笑」
丸「マネに連絡してたん？」
「あれ？内緒にしてって言うたのにー！」
丸「Aが待ってるとは言うてなかったけど
半ば無理やり帰されたから。笑」
「そやったんや。笑
あ、先風呂入り？ご飯しとくし。」
先にお風呂をすましていたらしいAに促されて
お風呂はいって、リビングに戻れば美味しそうな匂い。
「ご飯も食べるよね？一応つまみにもおかずにもなるものにしたけど」
そう言って並べられた小鉢はどれも美味しそう。
丸「太るとわかっていても食べたいのがご飯っ！」
「だと思った。笑」
笑いながら控えめに盛ったご飯を出してくれる。
ええなぁ…こういうの。
飲み物はビール。Aはいつもの梅酒。
お疲れ様の乾杯をしてお互いの
ドラマの話題や仕事の話をする。
相談というほどじゃないけど話を聞くと勉強になる。
お互いにベクトルが似てるんよ。
たまに熱くなりすぎて夜中なんて事もよくある。
でも今日は程々にせな。お互い明日も早いんよ。
丸「明日も早いしそろそろ寝る？」
「あ、ほんまや。丸ちゃんと話してると時間早いー
先に寝る準備しといてー」
丸「ありがとう、ご馳走様。」
テキパキと片付け始めるA。僕は歯磨き。
いつも思うのは新婚みたいやなーって。
言わへんけど。
言えへんし。色々あんねん事情が色々。
「丸ちゃんよだれ出てもうてるで？笑」
ぼーっと歯を磨いてたらいつの間にか
片付けが終わったらしいAが隣で歯を磨いてた。
「めっちゃアホ面やったで？笑」
ケラケラ笑いながら歯を磨いてるA。
ほんま何でこんなに可愛いんやろ。
「ちょ！！丸ちゃん！！垂れてる！垂れてるって！！」
慌てて洗面台で口をすすぐ…間に床に垂れたの拭いてくれとる。
丸「ごめぇん…」
「別にええけど歯磨きしながら何考えとったん。笑」
丸「いやなんかぼーっとしとった…」
「それは見たらわかりますー笑
わかった！眠いんやな！寝よっ！」
笑いながら僕の背中を叩いて
寝室へ促されるまま向かう。
同い年やけどどちらかと言うと
お世話されるのはいつも僕の方。
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作者名：白色。 | 作成日時：2016年7月1日 1時
