【∞】無限大キャッスル。【8人目】 (ページ19)

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黒 side

横「A明日早いんやったら俺も帰るかな」

「え、きみくんも帰ってしまうん？」

横「この前、いい加減添い寝いらんって
言ってたやん？」

あ、この添い寝っていうんは色々あって。
それはもう色々あってメンバー交代で
Aと一緒に寝たりしてた…してる？んやけど
詳しくはまた別の機会に話すわ。

「それは…その…言葉のあやと言うか…
一緒にご飯食べるんも皆と一緒だったんも
久々やったし…最近いつも１人やし……」

なんやモゴモゴ言いながら
めっちゃ寂しそうな顔。
よう、帰るなんて言ったな俺。
添い寝せんて言ったな俺。
こんな顔されたら絶対帰られへんわ俺。

横「…せめて早く寝るか。もうあと寝るだけやし」

「…一緒に寝てくれるん？」ボソッちらっ

何やそれめっちゃかわええな！？
照れて小声で上目遣いでとかかわええな！？

横「ちゃんとねりゅ…寝るならええで？」

「ふはっ変なトコ噛まんといてや。笑
寝る寝る！寝よ寝よ！」

にっこにこでお酒飲んでたんとか片付けて
一緒にベットに入る。
ちなみにクイーンサイズのベット。
引っ越して来たときに
メンバー皆でプレゼントしてん。
何でかって？
添い寝するために決まってるやん←

横「何やここで寝るん久々や」

「大体、たつが先に入り込んでるもんね。笑」

横「あいつほんまそういうトコ抜け目ないよな。笑」

「そんな末っ子が可愛いんやろ？笑」

横「可愛無いわ。笑」

「何だかんだメンバー大好きなのはお互い様やろ？」

横「Aはええけど、おっさん同士で大好きとかよう言わんわ。笑」

「ふふ、うちの最年長は照れ屋やからなぁ」

横「うっさいわ、はよ寝ぇ！」

「あはは、照れた照れた！笑」

横「おやすみ！！」

「ふふふ、おやすみきみくん。
今日もありがとう」ぎゅ

Aはいつも俺の腕にしがみついて寝る。
なんか抱きしめるんが安心するんやって。
まぁ、他のメンバーに聞いたら
このスタイルで寝るん、
俺と雛だけらしいけどな。

安心した顔して寝るAを見て俺らも安心するねん。
Aの安心できる場所であることが嬉しいんや。
その安心しきった寝姿を見て寝落ちる。

弄られながらもAを甘やかすのが俺の日常。
Aにとってメンバーであり兄である俺の日常。