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――歪む。あの時の吐き気は、ある意味トラウマに近い。もう、あんなこと思い出したくない。けれど、どうしても思い出してしまうこともある。でも、あれは、すごく、リアルだった。だから、もう、嫌なのだ
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「……あいつは、
あいつの性格もやべからなー、と菓子を頬張る安藤。ぽろぽろとかすがカーペットに落ちるが、気にする素振りも見せない
「フラッシュ、バック……」
「あれ使って嫌がらせじみたことをすんのが趣味だとか」
「……記憶を無理やり思い出させるにしては、生々しかったです」
無意識のうちに腕を摩るA。空になった袋を床に頬った安藤は、頭の後ろに手を持っていき、ソファにもたれ掛かった。詳しいことは知らない、と言いながら
「お前、目つけられたかもしんねえなー」
「……それは自分でもちょっと思ってます」
ボヤくように答えたAの無表情さに、安藤は思う。過去に辛いことがあった者程、有馬のアリスは強く効く。1度経験したことのある安藤だったが、倒れるまでには至らなかった。(気分は悪くなったが)
(……つまり、壮絶、ってわけだ)
冷たい瞳。温度を感じない。まるで人形――嗚呼、"あいつ"が好みそうだ
「相手に触らないと発動しないらしいから、とにかく、触れられないよう気をつけろよ」
真面目なトーンで言った安藤に、Aはまた無表情に頷いた
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「俺のアリスに気づくの早いね、発動条件も込で……誰かから聞いた？」
「……」
「やめて欲しいよなあ、勝手に喋んの。アリスって結構、個人情報なんだけど」
表情は変わらないけれど、口調はどこか苛立っている
「退いてってさっきから言ってるけどさ……アリス使ったらなんら問題なく通れるんじゃないの？ Aちゃん」
肩が揺れた。Aの僅かな動揺を見てとった有馬は、こつ、と音を鳴らしながらAに近づく。後ろに足を引いたAが彼から離れるより早く、顔を寄せた
「俺のアリスって、フラッシュバックさせたその記憶見れるんだよね」
「……だから何」
あまりにも温度のない言葉に、有馬は一瞬身を引いた。変わらず冷たい瞳をした彼女は、素早く横をすり抜ける
「弱味でも握ったつもりですか？ そんな情報手に入れたって、使い道ないですよ」
その言葉に、嘘は感じなかった
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ミア(プロフ) - 水乃 夜空さん» コメントありがとうございます！ わーい同じ人いた！嬉しい！私も家にいすぎて日頃親から色々言われるので、今の状況すごく楽です() (2020年4月20日 23時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
水乃 夜空(プロフ) - それなです！wインドア派は、出なくてもストレスたまんないでw逆に外でろって言われなくて、ある意味楽(((( (2020年4月20日 1時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
稀紗(プロフ) - 最初は綾瀬ちゃん着いてかないんだ、綾瀬ちゃんらしいなって思ってたんですけど、最終的にテレポートして、助けに行ってあげるとかカッコよすぎです！綾瀬ちゃんの謎が気になる...w (2020年4月16日 2時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 稀紗さん» コメントありがとうございます！！誘拐事件の内容はずっと前から温めていたものだったので楽しみながら書いてます^^ かっこいいと思ってもらえて嬉しいです。更新頑張ります！！！ (2020年4月16日 2時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
稀紗(プロフ) - 初コメ失礼します！綾瀬ちゃん、カッコよすぎです！更新楽しみに待ってます！ (2020年4月16日 1時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2019年5月28日 0時
