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Aの目が、大きく見開く
静かであった教室が、また騒がしくなった
「はぁ？何言ってんだよ」
「冗談でしょ？」
信じられるわけがない。彼らはまだ高校生なのだ。死を身近に感じるなんて、そうそうないだろう
「本気だよ
だってお前ら、それくらいやらなきゃ、真面目に取り組まないだろ。なあ？」
少し荒ぶったような口調
刃のような目付き
「あ、そうだ
じゃあその解答する生徒を1人決めておくか」
自分が選ばれませんように。柊と目が合わぬよう、前の席に座る生徒は俯く
行ったり来たりをした柊は、ああ、と1人の生徒の名を呼んだ
「じゃあ、茅野」
え、と何故自分がという顔をした彼女に、柊は学級委員だから丁度いいだろと言う
＿＿丁度いい？学級委員だからってこのクラスの命を背負う理由なんてどこにもない
「丁度いいって、何がですか。全然丁度よくないです。嫌ですっ絶対嫌！！」
いつもよりも声を大きくして、早口になりながら拒否をした茅野
「じゃあギブアップする？その場合誰か1人死んじゃうけど」
当たり前だというような言葉に、そんな、と暗い言葉が茅野の口から漏れる
茅野が解答者になることは、決まった
「＿っさげんなっ こんな茶番付き合ってられっか！！」
突然立ち上がり椅子を窓に叩きつけた甲斐
しかし、窓は傷一つつかず、跳ね返って戻ってきた椅子は床に転がる
あーー、と柊は怠そうに頭を掻いた
「その窓は、強化ガラスだから割れないよ」
Aの記憶が正しければ、この校舎にはそんな設備はなかったはず
いつの間に、取り替えたのだろうか
「ふざけてないし、茶番でもない
俺は、この半年間、この日のためだけに、過ごしてきたんだからなぁ」
何も成すすべがない生徒達を嘲笑うような。そんな怪しげな笑みを浮かべる柊
ぞくりと、背筋に悪寒が走った
「それじゃあ、皆には話し合ってもらおうか」
美術室にいるからと言い、生徒から回収したものたちを持って教室から出て行こうとする
「先生」それを呼び止めた逢沢
「もし、景山が自 殺した原因がこのクラスの誰かだったら……そいつはどうなるんですか？」
「そうだなぁ…
それなりの"裁き"は受けてもらうかな」
"裁き"とは、死ぬ事だろうか
固まって動かない生徒達に、柊は挑発的に笑った
「Let's think」
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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです！！！コメントありがとうございます！！！！ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです！！ (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます！何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります！！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです！更新頑張ってください！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます！真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2019年1月7日 0時
