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「調子乗ってんじゃねェっ!」



バタン


反撃を試みた甲斐は、今度は床に押さえつけられる

背中と床のぶつかる音に、生徒達はビクリと肩を揺らした




柊はくるくるとバタフライナイフを回しながら、刃先を向けるよう持ち直す





「調子に乗っているのは、お前の方だ」





ダンッ




顔の横に勢い良く突き刺す

ガタガタっと椅子と、机とぶつかりながら動揺する生徒達


本当に、殺しそうに見えた





「どうやらまだ、状況を呑み込めていないようだなぁ〜」





軽い口調は余計に怖い

教卓に戻り、パソコンを開いた柊





「なら、これでどうだ」





左腕の袖を捲ると、時計"らしきもの"が現れる

柊がその"画面"に触れると、ピ、ピ。とゲームのボタンのような音がした




刹那




耳を塞ぎたくなるような爆発音

地震とはまた違った揺れ

廊下から聞こえる、何かが崩れる音




「爆発、?」




低くしていた体制を起こしながら、Aは呟く



カチッ


「ロックを解除した

廊下に出られるよ」




促すようにドアを指した柊

数秒間の沈黙の後、早く逃げるぞと廊下に出ようと人が動きだす


__さっきまでは閉じ込めていたくせに、どうしてまた開けたのか





「A、何してんの」

「あ、うん」





諏訪に呼ばれたAは立ち上がり、彼女に続いて廊下に出る



目に映ったのは、大量の瓦礫の山だった




バチバチッ



天井から垂れるコードから飛ぶ火花

バチッとまた1つ飛ばせば、比例するように生徒達が悲鳴をあげ退ける



震える己の肩を、Aはぎゅっと抱きしめた

これじゃあ逃げられない。まだ幾つかある脱出方法も、どうせ対策しているだろうと悟ったAは、小さく息を吐く




「なにこれ」

「どうなってんの」







「爆弾だよ」




後ろからした声に、全員同時に振り返る


机の上に立って腕を組み、見下ろす柊は、どう?と問いかけた


「これで分かってもらえた?」


「先生が爆破させたんですか?」



男子生徒の言葉に、柊はピンポーーンとクイズ番組か何かの司会者風に答えると、あ、とまた口を開く





「ちなみにねぇその上にもまだあるよ」




明るい口調で指を指した天井の下にいた生徒は、慌てて壁に寄る



「おい、嘘だろ」

「狂ってる」


「誰か!誰か助けて!!」



大声で瓦礫の向こうにいる人に助けを求め始める生徒達


「無駄だよ」と柊の大声により、口を閉ざした





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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです!!!コメントありがとうございます!!!! (2019年8月31日 20時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです!! (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます!何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります!! (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです!更新頑張ってください! (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます!真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミア | 作成日時:2019年1月7日 0時

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