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今から皆さんには人質になってもらいます
一言一句、間違わず、柊は言い放った
一言一句、間違わず、生徒達はそれを聞き取った
「人質って、どういうことですか、？」
ビデオカメラを持ったまま、逢沢博己が尋ねる
「俺の目的が達成するまで、皆には、この教室にいてもらう」
あまりにも堂々と"冗談"を吐く柊が可笑しかったのか、1人、また1人と、くすくすと笑い声が響く
それはあっという間に広がり、また、元の3年A組の空気に戻った
「ぶっきー滑っちゃったねーー」
「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね？
いいよ。そういうぶっきー嫌いじゃないよ」
男子からも女子からも上がる冷やかしの声を、柊は黙って聞いていた
「ねぇもしかしてさー？
卒業に関わる"重要"なことって、これ？
この為に全員出席するよう呼びかけたの？」
冷たい声でそう言った諏訪に、柊は普通に、そうだよ。と答えた
「卒業する前に、皆と一緒に是非、解決しておきたいことがあって」
「んだよぉ、こんなことなら家で寝ときゃあよかった」
「アホらし。帰るぞ」
「さよおなら〜っ」
帰ろうと立ち上がった甲斐達3人は、鞄を手に取り後ろのドアに向かう
案の定。ドアはガタガタと音を鳴らすだけで、甲斐の思うように開くことはない
「扉は開かないよ」
イライラしていた甲斐には十分、気に触るほど嫌味な声だった
「特殊な"鍵"を、掛けたから」
(鍵…？)
そんなもの、どうやって
黙って様子を見ていたAは、首を傾げる
「さっきから訳わかんねぇことばっか言いやがって」
顔を歪ませ進む甲斐の耳には、ちょっと。という咎める声は聞こえないも同然
柊の上着の胸ぐらを掴み、
「さっさとドア開けろォ！！」
「＿＿っ！」
何が起こったのか、分からなかった
形勢逆転
気がつけば甲斐は教卓に押し付けられ、柊はブレザーの左ポケットからバタフライナイフを取り上げていた
「こんな物騒な物持って来ちゃダメだろう
没収だ」
「てっめェ」
後ろで目配せし合った3人は、揃って柊に向かうが、10秒もかからないうちに3人共ノックアウト
「ぶっきーって雑魚キャラじゃなかったんだ」
「こう見えても昔は、アクション俳優を目指していたんだ」
甲斐を余裕で片手で抑え、宇佐美香帆の失礼な言葉にきちんと返す
A達の映る目には、もう自分の知っている教師、柊一颯はいなかった＿＿
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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです！！！コメントありがとうございます！！！！ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです！！ (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます！何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります！！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです！更新頑張ってください！ (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます！真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2019年1月7日 0時
