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「茅野ちゃんはなんか知らないの?」
恐る恐る、茅野は振り返った
突き刺さるような視線が、怖かった
「私は…」
「別にさくらだってそこまで仲良かったわけじゃないよ
…ねぇ?」
遮るように早口で言い切った宇佐美から無言の圧力を感じた茅野は、無意識にうん。と肯定してしまっていた
いつか見た、景山と一緒に帰る自分を恨めしそうに見る彼女と、今の様子が重なって見えたのだ
前に向き直った茅野は、膝の上で強く拳を結ぶ
本当は、声を大にして言いたかった
(そんなことない…。確かに私は、澪奈と仲が良かった…)
ちゃんと、否定したかった
・
まだ遠くからカメラを構えていた頃が懐かしい
画面の先に映る彼女は、いつもキラキラして美しくて、もう正に二次元ですかレベルで、とにかく最強だった
きっかけはアレだったけど、澪奈は私と仲良くしてくれた
プレゼンに喜ぶ私を見て笑う彼女も、1番でゴールした時に私に手を振ってくれた彼女も…。全部、全部はっきりと残っている
ずっと、見てきたんだ___
・
「でもあいつ、ドーピングしてたんだろ?」
スライドショーのように流れていた映像は、その声によって一時停止が押されたようだ
茅野の瞳に、さらに暗い色が差した
「ネットで話題になってた」
「あ。あった」
「うん。マイボーでも、景山ドーピングってトレンド1位になってたし」
ああ、そういえば。と口を揃えて甲斐の言葉に乗っかる
「あの子本当にやってたの?」
「やってたから自 殺したんでしょ」
「とにかく、水泳絡みが自 殺の原因ってことで間違いなさそうだ」
そう言ってまとめた甲斐は、真壁と熊沢の方を向いた
「水泳部の責任ってわけだ」
「ちょっと待ってよっ」
責めるような発言に、堪えられず熊沢は立ち上がる
…しかし、甲斐に言い返す程彼女に勇気があるわけではなかった。自分より下と認識している茅野に対して、怒りの矛先は向く
(…慣れって怖いなぁ)
自分の肩を抱きしめたA
最初のうちは戸惑っていた彼らが、もう自 殺という言葉を躊躇い無く口にするようになっている事が、怖くてたまらなかった
「なんなのあいつ」
「まあ所詮奴 隷だしね〜」
茅野が飛び出していったドアから、Aは暫く目を離せなかった
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ミア(プロフ) - あんず飴さん» うわああめちゃくちゃ返信遅くなってしまったほんっっっとに申し訳ないです!!!コメントありがとうございます!!!! (2019年8月31日 20時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
あんず飴 - 柊先生落ちがいいです!! (2019年4月21日 18時) (レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - イツカさん» コメントありがとうございます!何気に柊先生リクエストは初めでです笑更新頑張ります!! (2019年3月10日 16時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
イツカ(プロフ) - 柊先生がいいです!更新頑張ってください! (2019年3月10日 16時) (レス) id: b93db8aef6 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます!真壁くんイケメンですよねまじ惚れます笑 (2019年3月9日 21時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミア | 作成日時:2019年1月7日 0時