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それからずっと泣きっぱなしの佐倉。そんな彼女を冷たい目で見る少女に、慰めている鳴海は声をかけた
「君は何も無かった？」
「何もされてませんが……私の髪を切ったのはあなたですよね？」
鋭いその目からは逃れられない。という表現が1番合っている。鳴海はあははーと誤魔化すように笑った
その様子が少女の癪に触った
「私がこの学園の中にいるという理由は大体分かりました。ですが……ご存知ですか？ 無断で人の髪を切ると刑法208法暴行罪に適するんですよ。それと、今すぐ私の荷物を返してもらえない場合は窃盗罪と見なしますがいいですか？」
子供が言うには難しいセリフを息継ぎもなくつらつらと述べる少女に黒髪の男性…岬と呼ばれていた教師は、目を見開いた
「君の荷物については後でちゃんと説明するとから…。それと君には」
その後告げられた詞に少女は顔を歪め、また不機嫌そうに首を振った
「嫌です。お断りします」
「そんなこと言わないで、もう決まったことなんだからさ」
「勝手に決めないでもらえますか？今のところ転校する予定も一切ありませんし、努力が水の泡になるようなことはしたくありません。それと、私の親にはもう報告しましたか？」
「まだ連絡はしてないんだよね、それに君のことも分からないし。けど、君には確かにアリスがあるんだ。アリスが見つかったかぎり、君はこの学園に入学することになる」
「…強制という話は、噂ではないんですね」
「そうなんだ。ごめんね」
その"ごめんね"は何を意味するのか。少女は少し考えるような仕草をすると、ため息をついて顔を上げた
「私の親が認めたら。それと、私のアリスが確実に発揮されたら、入学しても構いません。なので、今は仮ということでお願いします」
「…わかったよ」
「おい、いいのか鳴海」
「大丈夫だよー岬せんせ」
焦ったような岬に鳴海はかるーく答える。そして、忘れたかのように泣いている佐倉に声をかけ、どこから出したのか制服を渡した
「君のご両親の電話番号、わからないかな？」
「…今かけても多分出ないので、ニューヨークの方の会社にかけた方が早いです
紙とペン、ありますか？」
「ニューヨーク！？」
いいからはやく、と目で訴えた少女に、鳴海の傍らにいた岬は素早くその2つを渡す
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ミア(プロフ) - 酢昆布さん» ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2019年5月24日 21時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
酢昆布(プロフ) - 修正していただきありがとうございます。この作品とても面白いです。更新楽しみにしています (2019年5月24日 20時) (レス) id: 7f4c32f147 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 酢昆布さん» 報告ありがとうございます！！こちらのミスです、、すぐに修正します！！！ (2019年5月22日 0時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
酢昆布 - 主人公の名前が変換されないのですが、わざとなのでしょうか？ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 35099b1430 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - ティーさん» ありがとうございます！！！！すごく嬉しいです頑張ります！！！！ (2019年3月6日 14時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2017年2月18日 17時
