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副担任に言われた席に素直に座る少女。特に隣の人は見ずに、ただ窓から憎たらしいくらいに綺麗な青空を見つめていた
ヒソヒソと少女に突き刺さるような視線。それを全て跳ね返すような強いオーラに、佐倉とはちがい誰も何も投げつけようとはしなかった
ばりばり良い子ちゃんモードにはいった佐倉は、少女の隣に座る。外を見ていた少女は顔を顰め、さっと顔を逸らすと、初めて自分の隣に座っていた人物を見た。そしてさらに顔を顰める
「あ、お前。さっきの水玉じゃん。――それから、冷徹女」
「……最悪」
それだけ呟いた少女とは違い、わなわなと体を震わせる佐倉。少女は、マッハで耳を塞いだ。刹那、
「ヘンタイ痴漢男ーーっっ」
良い子ちゃんはどこへいったのやら。教室に響き渡る大きな声で叫んだ佐倉
肩を大きく揺らす佐倉を他所に、少女は頬杖をつき、その痴漢男を見る
「……何言ってんだこの女。痴漢ってのはバカが下心もってやるから「痴漢」なんだよ。お前相手にバカも下心もわくかよ。バーカ」
ふーん。少女は先程とは少し違った視線で日向を見る
(こいつの言ってることは間違ってないといえば間違ってない。痴漢よりもセクハラ男の方が表現があってるし……下心がなくてあれをやるってのもどうかと思うけど)
「謝れバカーーーーッ」
また大声を出した佐倉。クラスの空気がふと変わったのに、少女はすぐに気づいた
しかし、それに気づかない佐倉はまだ喚き続ける
「何えらそうにふんぞり返って」
その先が続けられることはなく、言葉は全て宙に浮いた
文字通り。浮いたのは佐倉本人だが
「おい転入生。棗さんに何調子こいた口聞いてんだコラ」
(これまた随分と上から目線な)
呆然とする佐倉。無理もない。体を持ち上げられるなんて、誰もがしたことあるような経験ではない
そしてパニックになった佐倉は、宙ぶらりんになった足をじたばたさせる
「や、やめてよみんな。かよわい女の子になんて事するんだよっっ」
止めに入ったのは、眼鏡をかけた少年。先程自己紹介をしていたらしいが、1人先に入った少女は聞いていなかった
どことなく女の子のような顔つきをした少年は、雰囲気てきに委員長のようだった
「あらやめる事ないわよ……」
一際目立った、尖った声がした
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ミア(プロフ) - 酢昆布さん» ありがとうございます！！頑張ります！！！ (2019年5月24日 21時) (
レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
酢昆布(プロフ) - 修正していただきありがとうございます。この作品とても面白いです。更新楽しみにしています (2019年5月24日 20時) (レス) id: 7f4c32f147 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 酢昆布さん» 報告ありがとうございます！！こちらのミスです、、すぐに修正します！！！ (2019年5月22日 0時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
酢昆布 - 主人公の名前が変換されないのですが、わざとなのでしょうか？ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 35099b1430 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - ティーさん» ありがとうございます！！！！すごく嬉しいです頑張ります！！！！ (2019年3月6日 14時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミア | 作成日時：2017年2月18日 17時
