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「おついちさん、お昼は私に奢らせてください!」

「そんな、いいのに」

「先日のお礼だから、ね?」

私が手を合わせて言うと、彼は少し迷った顔をしたけど、折れてくれたらしくじゃあお言葉に甘えるねと言ってくれた。

「丁度この近くなんだけどね、美味しい料理のお店があって…」

そう言うと、彼は笑ってそこに行こうかと車を動かしてくれた。
料理店に着き、お互い好きな料理を頼み、談笑しながら食事を終えた。

「本当にここの店は料理が美味しいね、常連になりたくなるくらいだよ」

「ご満足頂けて何よりです!」

「ありがとうAさん、ご馳走様でした」

彼は振り向きながら私にお礼を言う。
その笑顔を見ながら、またおついちさんと…そう思い、自分の服の裾を軽く握りしめながら、緊張する気持ちを抑えながら言った。

「いえ、その…もしよかったら、また一緒に食事に行きたいな、なんて…」

何だか恥ずかしくなってきて、言葉の最後の方が段々と声が小さくなってしまった。
おついちさんは目を見開いたけど、頬を指で掻きながら、照れ臭そうにした。

「Aさんが嫌じゃなきゃ、是非」

その言葉に、今度は私が目を見開いた。
また、おついちさんと行けるんだ、ようやく思考が追いつき私は思わず笑みを漏らした。

「…」

「よし、じゃあ次はどこに行こっか!」

私が少し先を歩き声を出すと、何故かおついちさんはハッとした表情をし、直ぐに微笑んだ。

「そうだね…じゃあ、ちょっと寒いかもだけど海でも眺めに行く?」

「…行きたい!!」

この時期の海は一度も行ったことがなく、私は目を輝かせた。
少しだけ離れているがまだお昼すぎなので、そう遅くはならないはず。

「じゃあ、決まりだね」

おついちさんはそう言って、私たちが車に乗り込むとエンジンをかけた。

*8*→←*6*



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Sky(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» ありがとうございます…!読んでくださり本当に感謝です!もしまた機会があればどこかでお会いしましょう! (2017年11月30日 23時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新を楽しみにしてました!これからも頑張ってください! (2017年11月30日 22時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - Chromeさん» わああ私には勿体無いお言葉です…!こちらこそ読んでいただいて本当にありがとうございます!一日一話更新で申し訳ないですがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2017年11月26日 21時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - アッ、すいません私のコメントの敬語が途中おかしくなってますが気にしないでください!笑 (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - はじめまして!ココ最近、本作の更新を1日の楽しみにさせていただいてまして、とても楽しく読ませていただいてます!素敵な小説ありがとうございます(∩´∀`∩) (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sky | 作成日時:2017年10月29日 18時

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