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目が覚めると、そこは見慣れない場所だった。
男物の家具があるのを見ると、もしかしておついちさんの部屋かな、と思った。
だとしたら私は昨日、あのまま寝てしまったということで。

「どうしよう…」

いくら隣同士とはいえ、おついちさんにすごく迷惑かけたよね。
色々な感情がぐるぐると渦巻き、一人で焦燥感に駆られていたとき、部屋の扉が開き誰かが顔を覗かせた。

「あ、Aさん起きたんだ、おはよう」

朝から爽やかな笑顔を向けてくれるおついちさん。
私は慌てながらも挨拶をする。

「あの、おついちさん昨日は…っ」

「Aさん」

彼は私の言葉を遮り、微笑んだまま優しく手を包んでくれた。
安心させるように、語りかけてくれる。

「Aさんが困ってるなら僕はいつでも助けになるから、何も気にしなくて平気だよ、沢山迷惑かけていいし、いつでも頼りにしていいから」

だから遠慮しないで、おついちさんはそう言ってくれた。
私は彼の優しさに再び視界がぼやけだした。

「おついちさん…」

「あぁ、ごめん、泣かせるつもりじゃなかったんだけど…!」

私の顔を見ておついちさんは慌てだす。
すると、後ろからもう一人の声が聞こえた。

「あーぁ、おついちさんがAさん泣かしたー」

「うるせ、あっち行ってろ弟者!」

「はいはい、コーヒー淹れとくね」

弟者さんが出て行くと、おついちさんはため息をついた。
私は目に溜まっている涙を拭き、二人のやり取りに思わず笑う。
その姿を見て安心したのか、おついちさんも私を見て笑ってくれた。

「さ、今日はやることが沢山だから朝食早めに済ましちゃおうか」

「うん…!」

お互いに見合い再び微笑みあった後、二人で弟者さんのいる所へと向かったのだった。

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Sky(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» ありがとうございます…!読んでくださり本当に感謝です!もしまた機会があればどこかでお会いしましょう! (2017年11月30日 23時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新を楽しみにしてました!これからも頑張ってください! (2017年11月30日 22時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - Chromeさん» わああ私には勿体無いお言葉です…!こちらこそ読んでいただいて本当にありがとうございます!一日一話更新で申し訳ないですがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2017年11月26日 21時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - アッ、すいません私のコメントの敬語が途中おかしくなってますが気にしないでください!笑 (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - はじめまして!ココ最近、本作の更新を1日の楽しみにさせていただいてまして、とても楽しく読ませていただいてます!素敵な小説ありがとうございます(∩´∀`∩) (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sky | 作成日時:2017年10月29日 18時

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