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「あーなるほどねぇ…」
グラサンをかけた人はニヤついた顔で私をじっと見つめた。
隣りに居た背の低い人は、その男性の姿を見て軽く引いていた。
「兄者、変態ぽいよ」
「ちょっと黙っとけ弟者…なぁ、少し頼みがあるんだが大丈夫か?」
「頼み、とは…?」
どうやらグラサンの人は兄者、背の低い方の人は弟者と言うらしい。
名前的にご兄弟なのだろう。
「ここの家の奴が帰ってきたら、俺達が来たこと伝えてくんねぇか?」
「え、自分達が連絡すれんぐっ…!?」
弟者さん?が話している途中で兄者と呼ばれていた方がニコニコとしながら彼の口を手で塞いだ。
よくわからないけどここは普通に頷いておいた方がよさそう…。
「えと、じゃあ伝えておきますね…?」
「あぁ、助かる」
行くぞ弟者、そう言って兄者と呼ばれていた人は弟さんの口を抑えたまま帰っていった。
「…何だったんだろう、あの兄弟」
すこし首を傾げながらそんなことを呟いたが、取り敢えず私は先に自分の買い物を済ませる為スーパーへと足を運んだ。
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Sky(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» ありがとうございます…!読んでくださり本当に感謝です!もしまた機会があればどこかでお会いしましょう! (2017年11月30日 23時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新を楽しみにしてました!これからも頑張ってください! (2017年11月30日 22時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - Chromeさん» わああ私には勿体無いお言葉です…!こちらこそ読んでいただいて本当にありがとうございます!一日一話更新で申し訳ないですがこれからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2017年11月26日 21時) (レス) id: 8a4500494c (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - アッ、すいません私のコメントの敬語が途中おかしくなってますが気にしないでください!笑 (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)
Chrome(プロフ) - はじめまして!ココ最近、本作の更新を1日の楽しみにさせていただいてまして、とても楽しく読ませていただいてます!素敵な小説ありがとうございます(∩´∀`∩) (2017年11月26日 18時) (レス) id: 348c3c48e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sky | 作成日時:2017年10月29日 18時