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「…よし、皆準備はいい?」
夜が明けた朝方、おついちたちは北の国へ向かう為準備をしていた。
皆引き締めた顔をして、強く頷いた。
「残ったアザゼルのおかげで有力な情報得られたしね」
「…でも、本当なのかな、彼奴等が言ってたこと…」
ドンピシャが言うと、どこか不安げに鉄塔が言った。
「本当でも嘘でも、俺達の目的はひとつだよ、鉄塔さん」
鉄塔の肩に手をおき、真っ直ぐな目で彼に言った弟者。
その目を見て、相手も拳を握りしめた。
「絶対に、兄者とAちゃんを取り返すよ」
「おう!!」
その言葉を合図に、弟者はドラゴンへと姿を変え、全員を背中に乗せた。
「弟者、頼むね」
「任せろ」
弟者は力強く羽を羽ばたかせ、ゆっくりと陸から離れる。
次の瞬間、勢い良く北へ飛び立った。
…絶対に二人を取り戻してみせる。
弟者は強く決意を固め、敵地へと進んでいくのだった。
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作者名:Sky | 作成日時:2017年9月9日 19時