検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:96,117 hit

*35* ページ36

「…よし、皆準備はいい?」

夜が明けた朝方、おついちたちは北の国へ向かう為準備をしていた。
皆引き締めた顔をして、強く頷いた。

「残ったアザゼルのおかげで有力な情報得られたしね」

「…でも、本当なのかな、彼奴等が言ってたこと…」

ドンピシャが言うと、どこか不安げに鉄塔が言った。

「本当でも嘘でも、俺達の目的はひとつだよ、鉄塔さん」

鉄塔の肩に手をおき、真っ直ぐな目で彼に言った弟者。
その目を見て、相手も拳を握りしめた。

「絶対に、兄者とAちゃんを取り返すよ」

「おう!!」

その言葉を合図に、弟者はドラゴンへと姿を変え、全員を背中に乗せた。

「弟者、頼むね」

「任せろ」

弟者は力強く羽を羽ばたかせ、ゆっくりと陸から離れる。
次の瞬間、勢い良く北へ飛び立った。

…絶対に二人を取り戻してみせる。
弟者は強く決意を固め、敵地へと進んでいくのだった。

*36*→←*34*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (93 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:兄者弟者 , おついち , 2bro
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sky | 作成日時:2017年9月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。