21話 ページ23
貴方side
さっすが室長さん、わかってらっしゃる
室長室には猿比古と2人っきりになったわけだが、さっきの話のせいか猿比古の眉間にシワがすんごく寄っているのは気のせいだろうか汗
((ボフッ
立っていた猿比古が私の隣に座った
「おい」
「ひゃい⁈」
「まぁ、なんだ、あんま一人で抱え込むなよ」
そう言って猿比古は私の頭を優しく撫でた
(この感じ久しぶりだなぁ、なんかすごい落ち着くや)
私はそのまま目を閉じ猿比古の肩に頭を乗せた
肩に頭を乗せてもそのまま猿比古は頭を撫でてくれた
そのうち猿比古の頭も私の頭の上に乗ってきた。けど、全然苦じゃなくてむしろ安心した。
(このまま寝ちゃいそう…)
そんなことを考えながらこの状態の猿比古の気持ちなんて知るはずもなくそのまま眠りについた
(まじかよ、ここで寝るのかよ。はぁ…てか変わってねえなこいつも、こいつに対する俺の気持ちも)
そんなことをしているうちに扉がバンッと開き
「伏見!!入るぞ!!」と淡島さんがやってきた。
まあ二人ともそれにはびっくりするわけで、勢いよく頭を上げてしまったせいで猿比古の頭に自分の頭が直撃するわけで・・・
((ゴンッ
「「いっっっ!!!」」
二人とも衝撃が強すぎて同時に頭を抱えた
「す、すまない、大丈夫か汗」
と淡島さんが心配そうに声をかけてくれた
「室長におまえを部屋まで案内しろと言われた。大丈夫そうならついてこれるか?」
「だ、大丈夫です苦笑
猿比古、ごめんね痛いよねほんとごめん」
「・・・大丈夫だ、きにすんな。ほら、早く部屋行け」
「わかった、ちゃんと頭冷やしてね?」
「チッわーったから早く行け」((ヒラヒラ
「うん、じゃあね」
私は淡島さんに続いて部屋を出た。
(猿比古大丈夫かな、てか普通に考えたらあの体勢ってまあまあやばいよね。それより疲れててあんまり実感なかったけど、猿比古の顔近かったし、昔より大人びててかっこよくなってたし・・・///)
そんなことを考えていたら私の顔は一気に熱を帯びた
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天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年10月18日 18時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん(プロフ) - ☆祈羅☆さん» ありがとうございます。不定期更新ながら頑張ります!! (2016年5月26日 19時) (レス) id: 15f34ef474 (このIDを非表示/違反報告)
☆祈羅☆ - 続きが楽しみです!更新頑張ってください! (2016年5月26日 6時) (レス) id: d4a90406b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねん(プロフ) - クッキーさん» ありがとうございます!!いま少しずつ書いているので、2月の半ばぐらいにはと思っています。 (2016年2月2日 17時) (レス) id: 93fc9d7129 (このIDを非表示/違反報告)
クッキー - 更新頑張って下さい、応援しています。 (2016年2月2日 3時) (レス) id: a6375c2f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねるとりあ | 作成日時:2015年9月8日 22時