ホーセズネック（Re:make）3

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パーティ会場に着くと広臣がエスコートしてくれて、
カーペットの上を進む。





｢…橘財閥の娘さんと登坂社長社長じゃない？｣




｢美男美女ね、本当に｣




｢登坂さん、かっこいい！！！｣





なんて声が聞こえる。







記名を済ませてまず初めに招待してくれた玲於にスピーチの後お礼を言いに行く。





囲まれて周りにはまず近づけそうにないから、少し端で待つことにした。









初めてパーティであった日に玲於と呼んでほしいと言われてそう呼んでいる。





隣の広臣さんのスマホのバイブ音がなるのに気づいた。








｢わり、ここにいて。

ちょっと電話してくる｣







頷いて、歩いていたウェイトレスからワインを貰った。



囲まれている真ん中から玲於と目が合って、
周りの人に断りを入れて私の方に歩いてくる。






｢…舞ちゃん、来てくれたんだ｣






｢玲於、今日はお招きありがとう！｣









｢……会えてうれしい｣






｢なにそれ、大袈裟だね笑｣




前に話した時とは打って変わって違う感じがした。
前よりも、仲良くなった、気がする









｢あれ、今日は臣さん｢玲於、今日は招待ありがとう。｣






電話を終えてやってきたらしい広臣が私の後ろからお礼を言う。









｢いえ、こちらこそ来てくれてありがとうございます、｣






私よりも少し他人行儀な気がした。

｢玲於に紹介したい人がいるんだ。





うちの会社の海外事業の顔、俺の親友。｣






｢隆二と舞は、知り合いだよね？｣









｢お久しぶりです、今市隆二です｣

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