【鬼滅の刃】偶然、または必然か・肆【ハンターハンター】

132話　伝説の剣士 ページ6

どうして御館様や柱達が存在の呼吸を知っているのだろうか

呼吸を使用した私でさえ、元々知っていた訳ではない

体が勝手に動いたのだ



『あの、確かに私は那田蜘蛛山の任務で存在の呼吸を使いました

　 それが、どうかしたのですか？』



なんとなく不安毛な声音になってしまう

だって普通そうじゃないか？


御館様は困ったように笑って話を続けた



「存在の呼吸は謎に包まれた呼吸なんだよ

　 どの呼吸の派生でもないし、いつ何処で生まれたのかもわからない

　 そして存在の呼吸の剣士は＿＿＿＿＿＿＿伝説の剣士と呼ばれているんだ｣



伝説の剣士

初めて聞いたことに思わず耳を疑った


伝説？まさか、私の他にも存在の呼吸の使い手がいたとは

でもあの呼吸の技は明らかにクロロ達蜘蛛の皆のものだ


どう考えても辻褄が合わない...だって、私がここに存在すること事態可笑しいのに


"存在する"

その言葉に何か引っ掛かりを感じたが、それについてゆっくり考えるほど今の私には余裕がなかった



「存在の呼吸が伝説と呼ばれる理由は三つ


　 一つ、呼吸の剣士はいつの時代をとっても最強であること


　 二つ、呼吸は教えることも伝えることもないのに消滅しないこと


　 三つ、呼吸の剣士はいつも煙のように行方不明になってしまうこと｣


『最強で、何故か残って...最終的に、行方不明になる』



そんなの何もかもがめちゃくちゃじゃないか

ああでも、わからなくもないんだ


だって呼吸は教えられた訳でもないのに体はそれを知っていた

覚えていたんだ、やり方、使い方を


でも、今の話が本当だとしたら


私は鬼殺隊最強になるのか？私が死んだ後も他の誰かに受け継がれるのか？

私もいつか、煙のように消えていなくなってしまうのか？



「存在の呼吸の型はね、それぞれ違うんだ

　 同時に二人の剣士が存在することはないから比べられないけどね

　 そして、剣士の髪色は必ず黒と赤の二色なんだよ｣


『髪色の遺伝？その、存在の呼吸の剣士達は...私の先祖なのでしょうか』

「さあ、それもわからないんだ｣



存在の呼吸、わからないことがあまりにも多すぎる

ぐるぐると考えるうちに御館様と胡蝶さんが何か話をして


炭治郎同様私も黒子の人に担がれる



『義勇さん、強くなって見せますから！』


それだけ言うとすぐ、義勇さんの姿は見えなくなった




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