131話 質問 ページ5
御館様に言われ、遠慮がちに頭を上げる
庭の方に目を向けると、面白がっている目、安心したような目、驚いたような目
沢山の目がこちらを向いている
「炭治郎、今のことを見てもまだ禰豆子のことを快く思わない者も多いだろう
証明しなければならない...｣
御館様の声は、どこまでも温かく思いやりがあった
きっとこんな人なら誰にでも好かれて慕われるんだろう
私には、到底無理だ
話を聞いていて、ふとそう思う
不思議なことにそれに関して悔しいなどとは思わなかった
「柱は尊敬され優遇されるんだよ
炭治郎もAも口の利き方には気を付けるように｣
「は、はい...｣
『善処します』
カリスマ性があり、大衆を動かすだけの力がある
クロロみたいだな...雰囲気なんかはかなり違うが
「炭治郎の話はこれで終わり、下がっていいよ
つぎはA、君の話をしようか｣
炭治郎が黒子の人に抱えられ見えなくなったあと、御館様に手招きをされ目の前に移動させられる
なんで真正面...？
ここ一般隊員が座る場所じゃないだろどう考えても
そう思っていると後ろから炭治郎の声が聞こえて振り返る
あれ、さっき行ったはずじゃ？
「待ってください！そこの人と蛇をつれた人に！！頭突きをしたいです禰豆子とAの分まで！｣
『炭治郎？？ちょ、口の利き方には気を付けろってさっき言われたばかりじゃ』
途中まで言いかけた私の言葉を渡るように、炭治郎の額に向けていくつかの石が放たれる
パァンｯ パンｯ
「は？｣
『ごめん...いや、すみません霞柱様
炭治郎にこれ以上は怪我をさせたくないんです』
その石は炭治郎に直撃＿＿＿＿することはなく
私の拳銃で呆気なく撃ち落とされた
不機嫌そうに顔をしかめる無一郎君に謝罪する
さすがに記憶のない柱相手にため口はまずいだろう
「仲間を思う気持ちは素敵だけどすぐに撃ってはダメだよ
さてA、"存在の呼吸"という言葉を聞いたことはないかな？｣
『存在の呼吸、ですか？』
軽いお叱りを受けた後、おそらく本命であろう質問が投げ掛けられる
その質問の内容は、驚くべきものだった
『ええまあ...使いました、ね』
「！？嘘だろォ！｣
「なんだって？｣
「まあ...それはそれは｣
「すごい、キュンキュンしちゃう！｣
「...静かに｣
そして私の答えも、柱達にとって驚くべきものだったらしい
急に騒ぎだした柱達は御館様の合図で静まった
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セブンス・エイカン(プロフ) - booksさん» シャル好きなんですよねぇ作者が.......これから数話にかけてシャルやら蜘蛛の皆が出てきますよ〜！！ (2020年1月27日 20時) (
レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
books - シャルを出してくるのはずるすぎる。 (2020年1月27日 19時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - こちらこそ無理を言ったりしてごめんなさい...これからも頑張ってください！ (2019年12月29日 14時) (レス) id: 25d58b0605 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - くれあさん» わかりました！じゃあ、しのぶさんのことは師範にしときます！！ご指摘ありがとうございます！！ (2019年12月28日 23時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - お返事ありがとうございます！やっぱりカナヲはしのぶちゃんの事を師範と呼んだほうがしっくりきます！自分も調べてはみたんですけど出てこなかったのでカナエちゃんに関してはセブンスさんが決めたらいいと思います… (2019年12月28日 23時) (レス) id: 25d58b0605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セブンス・エイカン | 作成日時：2019年12月19日 20時
