160話 竈門炭治郎の夢の中 ページ36
「あれ?禰豆子は?」
ありふれた日常の、ほんの1ページに過ぎない時間
ふと俺は、禰豆子がいないことが気になって竹雄に聞いた
「姉ちゃんなら山菜採りに行ってるよ」
「えっ!?昼間なのに!?」
なんで昼間に外に出てるんだ?
駄目だよ、禰豆子を日の下に出してはいけないんだ
「(あれ....でも、なんで出してはいけないんだ?)」
叫んでしまってから、ようやくハッとして自分の言動を思い出す
ああ、何を言ってるんだ俺は
「炭治郎お風呂の準備をしてくれる?こっちがまだかかりそうなの」
母さんのその言葉に返事をして、俺は急いで家を出た
水をくんで、それから火を沸かさないと.....
今日はなんだか変なことばかり言ってしまうし、疲れているのかもしれない
そのとき、木の裏に人影が見えた気がした
「(あれ?誰だろう、女の人だ)あの、どうかしましたか」
その女の人は変わった黒い服に身を包み、白と赤の羽織を来ている
そしてその人の腕には_____見覚えのある、木の箱が抱えれらていた
『ああ、炭治郎お願いだから.....早く、早く目を覚まして
ごめんね、私は起きれない....お願い炭治郎、ごめん炭治郎』
「えっ?」
驚いた、なんで俺の名前を知っているんだろう
俺が目を見開き、瞬きをした瞬間
その女の人も、気木の箱も
気づけば跡形もなく消え去ってしまっていた
「(あれ消えた....何だったんだろう、女の人と木箱かな?見間違いか?)」
考えても、仕方ないよな
わかりそうもない問いは一度おいて、水をくむため川に近づく
水面を覗けば、そこには
「ッ!?(俺の...顔!?)」
「起きろ、攻撃されてる!これは夢だ!!目覚めろ!!起きて、Aや禰豆子を守るんだ!」
ああ、そうか、そうだ
俺は今、汽車の中なんだ
なら、Aはなんでここにいたんだ?ここは俺の夢の中なのに
ああ、でももしかしたら
Aは、俺を助けに来てくれたのかもしれないな
「ありがとうA、そうだな、俺は.....戦わないと」
俺はいつも助けられてばかりだな、A
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セブンス・エイカン(プロフ) - booksさん» シャル好きなんですよねぇ作者が.......これから数話にかけてシャルやら蜘蛛の皆が出てきますよ〜!! (2020年1月27日 20時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
books - シャルを出してくるのはずるすぎる。 (2020年1月27日 19時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - こちらこそ無理を言ったりしてごめんなさい...これからも頑張ってください! (2019年12月29日 14時) (レス) id: 25d58b0605 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - くれあさん» わかりました!じゃあ、しのぶさんのことは師範にしときます!!ご指摘ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
くれあ(プロフ) - お返事ありがとうございます!やっぱりカナヲはしのぶちゃんの事を師範と呼んだほうがしっくりきます!自分も調べてはみたんですけど出てこなかったのでカナエちゃんに関してはセブンスさんが決めたらいいと思います… (2019年12月28日 23時) (レス) id: 25d58b0605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2019年12月19日 20時