【鬼滅の刃】偶然、または必然か・肆【ハンターハンター】

148話　喧嘩、再び？ ページ23

「ついたぞ！ここだ！｣



そう言われて地面にストッと着地する

以前裁判が行われた庭から建物の中に入り、現在話し声が聞こえる部屋の扉の前に立っている



『これは...もう入っても良いんですか？煉獄様』

「ああ！大丈夫だ！！にしても、冨岡のように杏寿郎さんとは呼んでくれないのか？｣


『んー....まあ、一応柱と癸ですし

　 それに、煉獄様にとってはどうでも良いことでしょう』



煉獄様にペコリと頭を下げてから部屋の中に入る

部屋の中の視線は、殆どがこちらに向いていた


傷男、蛇男、胡蝶さん、無一郎君、ピンクの髪の女性、大男×2、そして義勇さん

とりあえず義勇さんの隣に移動する



『お久しぶりです、義勇さん！お元気でしたか？』

「ああ...傷は｣

『もう大丈夫です、今は蝶屋敷で訓練をしています』

「そうか｣



ちょこんと羽織を引っ張れば、遠慮がちに頭を撫でられる

ああ、温かい...やっぱり義勇さんは最高だ


そんな私たちを物珍しそうに見る柱たち

あ、そういえば何も言わずに入ってきてしまった



『あ、すみません....階級癸の、流星Aです

　 皆さんご存知かもしれませんが、水柱冨岡義勇様の妹です』



柱の面々の顔を見渡して、頭を下げる

はあ、別に柱たちに会いに来たわけではないのになぁ



「まあまあAさん、今日は皆さん楽しむつもりで来てますから

　 顔をあげてください...さあ、宇髄さんから自己紹介ですよ｣



場を仕切り、なんとなく和ませてくれた胡蝶さんに感謝である

宇髄、というのは音柱の....えっと、派手で背の高い男だ




「音柱の宇髄天元だ！お前の髪はド派手だなぁ、気に入ったぜ｣


「恋柱の甘露寺蜜璃です！女の子同士だし、仲良くしてね！｣


「蛇柱の伊黒だ....言っておくが俺はお前を信用しないからな｣


「先程も言ったが炎柱、煉獄杏寿郎だ！よろしく頼む！！｣


「岩柱、悲鳴嶼行冥だ....南無｣


「霞柱、時透無一郎｣
　



音柱の後に続き、その他の柱たちも自己紹介をする


ふーむ、友好的な人物が胡蝶さん含め四人、よくわからないのが二人

あと、敵対視されているのが蛇柱に....自己紹介すらしてない傷男か


確か名字は不死川と言ったか

消去法でいくと風柱、ということになる



「ほら、最後は不死川さんですよ｣

「.....チッ....風柱、不死川実弥だァ｣




明らかに機嫌が悪そうな風柱

なんか....楽しめるか不安になってきたぞ

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