90話 ただいま ページ5
少しゆっくりなペースで一歩一歩歩く
あと、もう少し
もう少しで、鱗滝さんと禰豆子ちゃんがいる家に着く
『あ...炭治郎、見えたよ』
「うん、ごめんなA、重かっただろ」
『大丈夫、心配しないで』
家のすぐそばまで来てから炭治郎を下ろす
申し訳なさそうにこちらを見る炭治郎に笑いかけた
が、そのとき後ろからドカッという大きな音が聞こえる
何事かと振り向くとそこには______元気な禰豆子ちゃんが立っていた
「あーーーーーっ!禰豆子ォお前っ!起きたのかぁ!!」
『あっ、炭治郎?待って...』
「禰豆子っ...うぐっ」
その姿を見るなり走り出す炭治郎
急いでその後を追うが時すでに遅し
炭治郎は木の根に引っ掛かって転んでしまった
そして、その炭治郎の体を上から禰豆子ちゃんが抱き締める
「わーーーーっ!お前なんで急に寝るんだよォ!ずっと起きないでさぁ!!
死ぬかと思っただろうがぁ!!」
『炭治郎、禰豆子ちゃん...うわっ!?』
炭治郎の後ろにしゃがんで背中をさすれば、私ごと鱗滝さんに包み込まれた
「よく生きて戻って来た!」
『あの、鱗滝さ「うわぁぁぁぁぁん!!禰豆子ォーーー!」...えぇと』
抜け出そうにも抜け出せず、かといって炭治郎のように大泣きするわけにもいかないので困る
でも、鱗滝さんの腕の中はいつも温かくて安心して
この人は人を泣かすプロなんじゃないかと思う
さすがに泣きはしなかったが、ジンときてしまった
後で、錆兎と真菰のところに行こう
炭治郎の泣き声を聞きながら、ぼんやりと空を眺めていた
ーーーーーーーキリトリ線ーーーーーーー
もうちょっとで100話...あとちょっとで100話...
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(拭いきれないついで感)
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セブンス・エイカン(プロフ) - 勿忘草さん» ぬあっ本当ですねバカなことやってる.....すみません.....ただ、実はこれ今の私のアカウントではなく、前のアカウントで書いてたんです。なので、パスワードで開けなくて......本当に申し訳ない、直すことができないんです!すみません、ご指摘ありがとうございました。 (2020年7月26日 21時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 87話で鋼に「念を帯びている」とありますが、オーラではないのですか? (2020年7月26日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 時雨羅さん» 童磨!こう書くんですね......衝動的に書きすぎて名前の漢字すら調べてないとか言うね......一つでも!教えてくれてありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月9日 20時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
時雨羅 - お話とっても面白いです。あと童磨はこう書きます。一つしかわからなくて申し訳ございませんがとりあえず載せます。これからも頑張ってください! (2020年5月9日 13時) (レス) id: 3904cc9db9 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - マリアさん» いえいえそんな、、、神だなんて、、、あります((申し訳ございませんでしたァ!! (2019年12月16日 7時) (レス) id: c11c2be27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2019年11月11日 13時