【鬼滅の刃】偶然、または必然か・参【ハンターハンター】

86話　怒り ページ1

音がなった方を振り返ると、そこには玄弥君と玄弥君の鎹鴉と思わしき鴉が一匹

おそらく、玄弥君が叩いたのだろう



「どうでもいいんだよ、鴉なんて！！刀だよ刀！今すぐ刀を寄越せ！！｣



様子を見ていると、玄弥君は白髪の子の方に近づいて髪を掴む＿＿＿＿一歩手前で、停止した



『女の子の髪は大切にしなきゃ、玄弥君？』

「は！？お前には関係ないだろ！！｣

『関係あるよ、だって私と玄弥君はもう同期なんだから』



伸ばされた玄弥君の腕をそっと掴んで下ろさせる

すると今度は玄弥君は私の羽織を掴んで言った



「うるせぇな！！俺は柱にならなきゃなんねぇんだよ！！ほっとけよ！！｣

『待って、玄弥君、一旦落ち着い...』

「その手を離せ！！｣



しかし、その手が締め上げる前に誰かの手で阻止される



『ちょ、炭治郎待って』

「離さなければ折る！！｣

「やれるもんならやってみろよ！｣

『いや、二人とも落ち着いて』



その手は炭治郎のもので、炭治郎が力を入れると玄弥君の骨がミシッと音をたてる

あわてて止めに入ろうとするも、その前に二つの手は離れて私の羽織も下に下がった



「A、大丈夫か？｣

『私は大丈夫、でも力で押し通すのは最終手段だからね炭治郎

　 それから、玄弥君も腕は大丈夫？』



服をさっと直してくれる炭治郎に注意をしてから、玄弥君の方に目をやる

玄弥君はさっき炭治郎に掴まれていた場所を押さえている



「...さわんじゃねぇよ｣

『すぐに終わるから我慢して、ほら、終わり』



なるべく能力は使いたくないのに、使わなければいけなくなってしまう


うーん、これバレるの時間の問題だな...

そしたらどうしようか、炭治郎と義勇さんの無関係を主張してから首でも釣ろうか


物騒な想像をしながら玄弥君に笑いかけると、「変な顔｣と感想をもらった

笑った顔が変って救いようが無くないか？


そんな中何事もなかったかのように話を始める白髪の子

メンタルがお強いようで何より

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