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5話 言葉足らず ページ7

『...あの、冨岡さん?どうかされましたか?』


全く動く気配がない冨岡さんにしびれを切らし、話しかけてみる

冨岡さんはなんとも言えぬ表情で私を見つめるだけだった


この人とコミュニケーションをとるのは不可能なのだろうか?

耳が聞こえているか確認したくなるほど反応がない



『あの、冨...「A、帰る場所はあるか」...はい?』



いきなり話しかけてきた思えば、帰る場所はあるかなんて

文脈がめちゃくちゃしゃないか

まあ、ウボォーやイルミもなかなかだったが


覚悟を決めて、口を開く



『帰る場所は、ありません

私は、もういる場所がないんです』

「...そうか、辛いな」



冨岡さんから返ってきた言葉はやはりシンプルなものだったが、それでもとても温かくて

この人は信頼できると

直感的にそう思った


すると彼は「行くぞ」と言って、私に背を向けた


...んっ、と?これは...何だ?

背中に乗れ、ということなのだろうか

行くって何処へ?本当に背中に乗るの?私を連れていってどうする気?

ぐるぐると疑問が頭に浮かんでは消えていく


冨岡さんは黙っていて動かない私を不思議に思ったのか、「どうした?早く乗れ、行くぞ」と催促してきた

だから、何処へ行くと言うんだ...

「いつ」「何処で」「誰が」「誰と」「何をする」のうち、一つしか入っていない

まあ、少なくとも私を売りさばこう等とは考えていないのは確かだ



『あ...じゃあ、お願いします』



そう言って冨岡さんの背中に身を委ねる

大きい背中で、とても頼もしい

さっきのように、沢山の人を助けてきた背中だ



『...ありがとうございます』



その言葉を冨岡さんがどう捉えたのかはわからないが、話した以上のことは聞かないでくれたのが有り難かった

道中、私の質問に答えてくれたり

風邪をひかないように服を羽織らせてくれて、冨岡さんの優しさが身にしみた


冨岡さんは、「鬼殺隊」という組に所属していること、その中で一番強い人達、柱だということ

鬼は太陽の光か、特別に打った刀で首を斬らねば死なないこと

色々なことを教えてもらった

途中説明がよくわからなかったため、記憶を読ませてもらったがそれは口に不可抗力というやつだろう



どれくらい時が経ったのだろうか

そうして私たちが着いたのは_____とある賑わった街だった

6話 一生懸命→←4話 表情と目



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セブンス・エイカン(プロフ) - へまとふぃりぃあさん» あはははは.....そうなんです、実はそうなんですよね。夢主ちゃんかなりヤバイですよね!!でも大丈夫、優しくなります。そうです優しくなるんです。(震え) (2020年10月23日 22時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりぃあ - 私は気がついてしまいました…夢主の方が序盤の鬼よりも人を殺しているのでは と、言うことを (2020年10月23日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - 作ってあるので入ってみてくださいパスワードは後で言います (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kh199809182/ (2020年3月13日 8時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)
ブルーキャット(プロフ) - セブンス・エイカンさん» はいそんな感じですえっとキャラクターでネズコちゃんも一緒にいるってことになってます本当は箱の中にいますけど夜しか出ない感じです (2020年3月13日 7時) (レス) id: aed0ea54d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2019年9月10日 23時

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