【鬼滅の刃】偶然、または必然か・伍【ハンターハンター】

213話　宇髄と冨岡 ページ47

「どうせお前はまた何か起こしたのだろう。今度はなんだ？なんの隊律違反だ」


『まだ隊律違反だと決まったわけじゃないですよ.....

　 あの蛇柱様、言ってなかったなと思ったんですけど、遊郭の件、ありがとうございました』




明らかに訝しげに私を見る柱のなかで、最初に聞いてきたのは蛇柱だ


また、と言われても

そんなに頻繁に隊律違反を起こしているわけではないが......


まあ、今私が生きているのはこの人のお陰でもあるし



そう思い、柱合会議のとき同様木の上から話す蛇柱にペコリと頭を下げた




「.....フン、お前を助けたのは俺ではない。精々己の鎹鴉に感謝しておけ」

『はい。ですが蛇柱様にもお礼を伝えるべきかと。


　 ........して、義勇さんはどこに？』




蛇柱に伝えることを伝えたあと、キョロキョロと辺りを見渡す


う〜ん、まだ来ていないのか.....

音柱.....宇髄様もまだいないようだし、そこまで遅れたわけでもなかったのか？



と、急に頭に手を乗せられた感覚




「呼んだか」

「おいおい冨岡、それだけ言っても伝わらんだろうが。よぉ流星、調子どうだ？」




後ろを振り向けば、そこには私の頭に手を乗せた正体、義勇さんと

.....お菓子の小包？らしきものを手に持った宇髄様だ




『こんにちは、義勇さん。それに.......ええと、宇髄様もお久しぶりです』




やはり、柱を名字で呼ぶのは慣れない.....というか、馴れ馴れしかっただろうか


馴れ馴れしくするなと言われるだろうか？

敬語がなってないと怒られるだろうか？



少し親しくなれたかと言って、生意気だったかな....


恐る恐る、宇髄様の顔を見上げる




「.......フハハ！そうかい、俺は宇髄様か！冨岡みたいに天元さんでも良いんだぜ？流星」




宇髄様は、笑っていた




『えっ....あ、いえ、宇髄様のままで』

「フラれたな宇髄」

「おいうるせえぞ冨岡」





仲良さげに話をする二人を見て、何がなんだかわからない私

いつの間に、こんなに仲良くなったんだろうか


無一郎君と胡蝶さんも驚いて目を見張っている




『あの、義勇さん、いつの間に宇髄様と親しく＿＿＿＿＿＿』




義勇さんに聞いてみようと、義勇さんの羽織に手を伸ばしたその時








「御館様のお成りです」




輪としたその声に合わせ、その場の全員が地面に膝をつき頭を下げた

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