【鬼滅の刃】偶然、または必然か・伍【ハンターハンター】

211話　お説教 ページ45

トン、と地面に飛び降りた私の横に、風柱が並ぶ


.......久しぶりだなぁ、鬼殺隊本部

その大きなお屋敷の全体を見渡してから、私と風柱はゆっくりと歩みを進めた




『.....一つ聞きたかったんですが、今日は柱合会議の日だったのですか？』




風柱の顔を見ずに問うたからか、風柱も私の顔を見ない


う〜ん、もしかして、さっき私が質問に答えなかったから.....？



風柱からの質問

私の腕にあった、赤い印についてのことだ


私だって答えられるなら答えたいが、身に覚えのないことなので答えようがない

どうしようか迷っていると、その前に風柱が口を開いた




「今日は柱合会議じゃねえ。本物の柱合会議は少し先だァ」

『あ、そうなんですね.....では、やはり私が原因なんでしょうか』




私が、鬼の血を取り入れたから？そして、それでいて鬼になっていないからだろうか

それとももっと別件の？う〜ん......


いくら考えても、皆目検討も付きそうにない



現柱も呼び出されているということは、大切なことではあるはずたが

御館様が直々に私に伝えること.....全くわからん



無言でそのまま歩き続ける私たちだが、もう少し奥からは何人かの話し声が聞こえる


誰......おそらくだが、他の柱達だろうか？

だとすれば、少し遅くなってしまったかもしれない




『.....すでに皆さん、集まっていらっしゃいますかね？』

「かもなァ。まあ、お前の付き添いってことなら遅れても許されるだろォ」




さっきから無表情の風柱に大人しくついていけば、疑問は確信へと変わる

.......ああ、やはり全員もう集まっていたか



柱が何人かで集まり話しているなか、悪びれもせず歩いていく風柱

いや、いやいや、もう少し遠慮とか罪悪感とか......



が、私も止まっていてはどうにもならないので、仕方なく風柱の後を追う







「＿＿＿＿＿＿＿A？」




『？......無一郎君』





そんな私を呼び止めたのは、呆気に取られた顔の男の子



包帯やガーゼなどで処置された傷が痛々しい、無一郎君だった

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