【鬼滅の刃】偶然、または必然か・伍【ハンターハンター】

205話　日の光 ページ39

「Aが眠っている間にあったことは大きく三つ。一つは上弦の陸を倒した

　 宇髄さんには怪我をさせてしまったが....でも、生きて帰ってこれた」


『うん。それに関しては本当に良かった.....本当に』




私は、そう言って炭治郎の頬をサラリと撫でる


現在炭治郎は、ベッドの横に座って私が眠っている間の出来事を話してくれている



私は結局あのあと一時間以上泣き続けていたのだが.....

数時間また一度根っから、やっと落ち着いて話を聞けるようになった次第だ




.....炭治郎の説明は、相変わらず壊滅的な下手さだが

まあ、わからなければ後で少しだけ記憶を読めば良い


最初は、炭治郎本人の口から話を聞いても悪くないはずだ




「二つ目は刀鍛冶の里に行った。そこで甘露寺さんや時透君にも会ったんだ」


『そっか、無一郎君に.......喧嘩にはならなかった？』

「いや、なった。ただ、ちゃんと仲直りはしたぞ？それに、Aの刀も打ち直してもらえた」

『そう......』




無一郎君は特定の人物にしか興味を示さず、口の利き方も少々キツいところがあるから....


もしかしたらとは思ったが、案の定喧嘩にはなったらしい


まあ、仲直りしたなら大丈夫だったんだろうけど

口論だけで、決して手を出したりはしてないと良いなぁ.....(双方手を出した)




『それで、最後は？』




一旦話が反れてしまったので、炭治郎に先を促す

更に話の和を広げようとしていた炭治郎だったが、ハッしてまた最初の話題に戻った




「えっと、三つ目なんだが.....その刀鍛冶で、鬼に襲撃を受けた」

『！！』




確かに、可笑しいなとは思っていた



話を聞いた限り、上弦の陸との戦いの怪我はもう治っただろうに


炭治郎は足を骨折しているし、体のあちこちに傷がある

だかは、何かあったのだろうとは考えていたのだ




『それで、大丈夫だったの？』




が、まさか刀鍛冶が襲撃を受けたなんて.....

隠している方法か場所が鬼に漏れたのだろうか？



わからないため、とにかく炭治郎の話を聞き続ける




「それで、俺達は上弦の伍と肆を倒した！上弦が三つ欠けたんだ！


　 ただ、その戦いの中でな」




炭治郎が何故か途中で歯切れが悪そうに言葉を切った

なんだ？誰か、負傷したのか.....？




『どうした、の.......禰豆子ちゃん！？』




質問を中断してしまったが、仕方ない

だって、部屋の入り口には



紛れもない禰豆子ちゃんが、キョトンて立っていたから

206話　安堵→←204話　意識

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す