番外編 新しい刀担当 ページ12
「お前が流星Aか?俺がお前の新しい担当、鋼塚だ。ほれ、刀受けとれ」
目の前には、ひょっとこの面をした男性とその人が持ってきた刀
無限列車での一件から、もう何日もの時間が過ぎた
あ、そうか....私の刀、鬼に刺さったままなんだった
あの日から、なんだか少し疲れてしまって
煉獄様の夢、思い、立場
全てを受け継ぐには私には荷が重い
それで、私は刀のこともすっかり忘れてしまっていた
『初めまして、流星Aと申します』
「......念鋼力のことは聞いたか」
私の力を見定めるように見つめてくる男______もとい、鋼塚さんは私に聞いた
念鋼力さん.....私の、最初の刀を打ってくれた刀鍛冶の人
彼が私の刀を打たなかった理由はまだ聞いていないが、何となく察しは付いていた
『直接は聞いていませんが、念鋼力さんから直接言われていました
自分はこの次お前の刀を打つことはできないと。覚悟はしていました、大丈夫です』
「.....大往生だった。アイツのことだ、上で刀をなくしやがってと怒鳴り散らしてるだろ」
『そうですか.....刀、抜きますね』
あまりに遠慮のない言い草なので、親しい仲だったのかも知れない
後を継いで私の担当をしてくれた訳だし、少なからず関係はあったのだろうが
もしかしたら、本当に仲が良かったのかも、なんて
まあ、鋼塚さんはそこまで落ち込んでいるようには見えないし、例え仲が良かったとしても心配は要らないのかもしれない
手際よく刀を鞘から抜き、上に掲げる
すると、銀だった刀身はみるみるうちに純白に変わっていった
「白......これだ!念鋼力のやつが言っていた!純白の刀、そして色変わりの刀!」
『あの、落ち着いてください。鋼塚さん、聞いてくださいってば』
突然立ち上がって語り出した鋼塚さんをなだめ、座らせる
刀鍛冶の人は、情熱的な人が多いのかもしれない
『最初に断っておきます。私はおそらく刀を折る』
そう言うと、キレる鋼塚さん
うん、もう少し話を続けて聞いてもらえない物だろうか
『ですが、必ず帰ってくるつもりです。なので鋼塚さん
何があっても、これから私の刀を打ち続けてもらえませんか』
「......多分な」
小さく呟いた彼の姿が、少しだけ念鋼力さんの背中に重なって見えたとある日の夕刻の出来事。
ーーーーキリトリーーーー
鋼塚さんの口調がわからない(汗)
変だったらごめんなさい!申し訳ないです!
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セブンス・エイカン(プロフ) - リィさん» ホントですね!すみません、今直しました!ご指摘ありがとうございます!! (2021年10月18日 16時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 誤字報告:174話 理由の最後の行なんですけど、恋雪が小雪になってます (2021年10月2日 18時) (レス) @page3 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 勿忘草さん» はい、そうです!細かい部分まで気にしていただけるとは......ありがとうございます、本当に嬉しいです!そして、説明が足りず申し訳ない..... (2020年7月26日 21時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - シャルの携帯する他人の運命(ブラックボイス)をどう鬼滅に入れるかと思ったら携帯運命になってる...なんて読むんですか?そのままブラックボイスですか? (2020年7月26日 15時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ありがとうございますッ!!!でもちょっと才能はあんまりないかも。これからもよろしくお願いいたします!! (2020年2月8日 19時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年2月2日 22時