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173話 どうか ページ2

「ほお!やっとお姫さまのお目覚めか?ずいぶんと遅いなぁ女!」

『無駄口叩かないで、早く死んで』



″水の呼吸 肆ノ型 滝壺″

″破壊殺・空式″




鬼の攻撃.....空中の四方八方に技を繰り出す?

全て切らないと防げない、厄介だ


既に何分間か戦いを繰り広げたであろう煉獄様の前に出て、私も技を出す



″水の呼吸 弍ノ型 水車″



「駄目だ!!君が渡り合える相手ではない!下がるんだ!」

「ああそうだ、杏寿郎の言う通りお前は弱すぎる!俺にすぐに殺されるのが落ちだろう!」




煉獄様はなおも私を下がらせようとするが、私だってそういう訳にはいかないのだ


確かにこのまま水の呼吸を使っていれば、明らかに私に勝ち目はない

私の水の呼吸は″完全ではない″から



それなら、私が″完全に使える可能性がある″呼吸は?

存在の呼吸を、今また私が遣うことができれば


勝てるかもしれない

首を切ることができるかもしれない




『信じるなら最後まで信じてください!私に考えがあります!』

「ッ!!」


″水の呼吸 参ノ型 流流舞い″



とにかく鬼の攻撃をいなしながら技を最大まで出す


大丈夫、地面を移動するための足と、刀を握るための腕が片方残っていれば

あとは少々傷ついてもかまわないのだから



″水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦″

″破壊殺・羅針″



「ははは!そんなものか!?弱い!お前は弱すぎるんだ!」

『無駄口叩かないでって言ったの、聞こえなかった?黙っててよ、貴方の頚を切ってあげるから』




私の水の呼吸では、勝てない

どうしたら存在の呼吸が使えるのか?今、その方法がわかった


私は、″自分が生命の危機に立たされているとき″だけしか使えないんだ




「A!危ないッ.........」



鬼に肩が切られた

相手は素手なのに、人の肉を切れるなんて....本当に元人間なのか?


.....だけど、そろそろ危ないかもしれない



お願い、今だけでいいから、例え......今夜で、私が死んでもかまわないから

もう一度だけ、私にあれを使わせて



鬼の腕がこちらに迫り、私の腕を潰そうとする




瞬間、時が止まった気がした

呼吸が止まり、一気に周りの音がよく聞こえるようになる






″存在の呼吸 弍ノ型 廻天″

174話 理由→←172話 命をかけて



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セブンス・エイカン(プロフ) - リィさん» ホントですね!すみません、今直しました!ご指摘ありがとうございます!! (2021年10月18日 16時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - 誤字報告:174話 理由の最後の行なんですけど、恋雪が小雪になってます (2021年10月2日 18時) (レス) @page3 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 勿忘草さん» はい、そうです!細かい部分まで気にしていただけるとは......ありがとうございます、本当に嬉しいです!そして、説明が足りず申し訳ない..... (2020年7月26日 21時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - シャルの携帯する他人の運命(ブラックボイス)をどう鬼滅に入れるかと思ったら携帯運命になってる...なんて読むんですか?そのままブラックボイスですか? (2020年7月26日 15時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ありがとうございますッ!!!でもちょっと才能はあんまりないかも。これからもよろしくお願いいたします!! (2020年2月8日 19時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セブンス・エイカン x他1人 | 作成日時:2020年2月2日 22時

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