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アラの話によると、
6妃の家は子爵家。
側妃の中で私を入れても6妃は最下の家格。
だから6妃という立場なのだが、
2妃、3妃を差し置いて
テヒョンさんと親しくなってしまったことで
他の妃の嫉妬を買い、
いつも距離を置かれているらしい。
距離を置かれるだけならまだいい方で、
時には陰湿ないじめもあったようだ。
6妃自身が口数が少なく
自分から他の妃に近づくことがなかったため、
テヒョンさんとのことについて威張るわけでもなく、
弁解するわけでもなく…
それがかえって他の妃の怒りを買っていたようだ。
6妃の侍女達が
“第2皇子殿下の御心を射止めている”
という噂を流すので、
他の側妃たちは可哀想な目で見られているという。
「いいじゃない。
上手くいってくれれば。その為の側妃じゃないの？」
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作者名：キムチヂミ | 作者ホームページ：https://twitter.com/kimuchi_chizini?s=21
作成日時：2020年11月23日 14時
