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「ハウン、久しぶり。」
A達がカフェの中へ入れば、
既にハウンは窓際に座っていた。
Aが声を掛けると、ハウンはガタッと椅子から音を立てて立ち上がった。
「お久しぶりです。ユンさん。」
ハウンはジョングクを見ると、
ジョングクにも小さく会釈をして椅子に座った。
「Aでいいよ。それより急にごめんね。」
Aはそう言いながらメニューを手に取ると、
「なんか適当なもの頼んで。」
とジョングクに耳打ちした。
「事件で…何かあったんですよね。」
ハウンの目は伏せられたまま、ずっと机を見つめている。
「そう…嫌なことを思い出させてしまって申し訳ないんだけど…犯人についてなにか思い出せることはないかな。」
「前と同じことでも構わないから。」
隣からジョングクが優しい声で付け足す。
丁度彼の頼んだアイスコーヒーが3つ運ばれてきた。
「背の高くて、若い男の人。声は低くなくて…ごめんなさい。
外見の特徴はあんまり。」
ハウンはAの顔を一瞥すると、
アイスコーヒーのストローに口をつけた。
「でも私で終わりじゃない、私を殺さなかった。
何か目的があるはず。」
ハウンの手には知らないうちに力が入っていたのか、右手で持ったストローは平らになって、原型をとどめていなかった。
「あの人は…普通の人じゃない。狂ってる。」
ハウンの異常な反応に、Aとジョングクは目を合わせた。
3人の間には、カランという氷の音だけが響いた。
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キムチヂミ(プロフ) - 無属性さん» コメントありがとうございます！こちらこそ嬉しいです！明日からまた頑張って投稿しますね(≧▽≦) (2021年1月23日 23時) (
レス) id: 4e21d25c0f (このIDを非表示/違反報告)
無属性(プロフ) - 初めましてこんばんは!!ずっと読ませてもらってます！さしぶりの投稿嬉しかったです！これからも応援してます！ (2021年1月23日 23時) (レス) id: 6e78d2641a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キムチヂミ | 作者ホームページ：https://twitter.com/kimuchi_chizini?s=21
作成日時：2020年12月15日 20時
