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婚姻の契り ページ2

A「どうしても……。」

沖田「??…。」

彼は、疑問そうな顔を浮かべる。

A「どうしても、私の事情を話さなければ、ならないのですか?。」

沖田「僕には、秘密が無いんですよね?。」痛い所を突かれる…。もう、総司さんには、隠し事や、嘘など吐けない。心を完全に読まれている。

ーそして、私はーA「分かりました。あなた達には、隠し事、しません。」

沖田「ですよね。それが、Aさんらしいですよ。」A頬っぺたに、総司の手をつける。

A「熱はありませんよ!?。」

沖田「元気で何よりですね。ただ、ただ…Aさんの事を愛おしいと思えて…。」ー彼の目は遠い目だった。何かを思い出すような…寂しげな雰囲気が漂うー

ー新選組屯所にてー

近藤「そうか、あなたは、京都の代々続く大名家の娘…その様な女性、総司に合うのか…。」

沖田「でも、僕も一応、武家の出身ですよ。」

近藤「うむ……。」

斎藤「いいと思いますよ。沖田くんと、Aは、あまり変わりないは思いますが。」

土方「この者達は、とても似合っていると思いますよ。」

近藤「だが…勿体無い…。」

総司さんが、私を見て、ニコッと笑いかけてくれた。相当嬉しいと伺える。でも、いつ見ても、総司さんの笑みには、勝てない。胸が高鳴りドキドキしてしまう。不逞浪士達でも、ニコッとするだけで、勝ってしまいそうだ。天才剣士という顔も充分だが。

A「私からも、よろしくお願いします。どうしても、どうしても、総司さんの事が…好きなんです。」私は、皆んなに訴えかけるように、言う。

全員「!!!!???」皆んなは、とても、動揺した。とてもびっくりしているだろう。でとも、私には、何故動揺しているのかわからなかった。今さっき、婚姻の約束をしたというのに。

土方「よし、気に入った。俺が、お前達を応援する!!近藤さん、よろしくお願いします。この者達のためにも。」思いもよらず、私は、びっくりする。

A「土方さん…?。」

沖田「あなたが、割って出るなんて…らしくないですよ〜。」

土方「沖田に言われたくないな。」

斎藤「ともかく、婚姻を認めてあげてください。」

近藤「よ……よし、わかった!!!認めよう。」ーやはり、近藤さんは、私達の父親のようだー



続きます

嬉しさ→←動乱


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設定タグ:新選組 , 沖田総司 , るろうに剣心   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:マリア | 作成日時:2016年8月11日 21時

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