すぐる。さん ページ5
「……………何をしているのかな。」
そこには笑顔だけど目が笑っていない傑がいた。あーあ、ガチ怒じゃん。ドンマイ、猿。←
「なっ、なんで傑君が…っ」
夏「あぁ、聞こえてなかった?……何をしているのかなって聞いたんだけど。」
「ヒッ」
夏「刹那も刹那だ。あまり煽りすぎるなと言っただろう。」
『む、だから煽ってないってば。事実を言ったまででしょ。傑は私のモノで私は……』
夏「____あぁ、私のモノだ。」
「………ッッッなん、で…!?そんな奴と…ッッッ」
夏「君が、刹那と私の何を知っている?そもそも君なんかが私と刹那の関係に口を挟めるとでも?」
「なんで…ッッッ」
夏「……もう何を言っても無駄だね。刹那、行こう」
「待ってよ傑君!!!傑君は騙されて…!」
夏「それ以上、喋るな。………不愉快だ。」
「ヒッ………」
夏「さぁ、行こうか刹那。」
『……………うん。』
_帰り道_
『何だか今日の猿はしつこかったね〜』
夏「……刹那、それ、」
『あ〜!言ってないから!!!大丈夫だから!!』
夏「…ならいいんだけど。」
『そうだ傑。高校はどうするの?もう決めてる?』
夏「……………」
『………?傑??どうしたの?』
夏「………決めたよ。」
『どこ???』
夏「………刹那、私の部屋に来てくれないか。」
『?……うん?』
_傑の部屋_
『どしたの傑』
夏「……刹那は、私が…普通は見えないものが見えると言ったら…信じるかい?」
『え?うん。そりゃ信じるよ。傑の言うことならなんでも。逆に傑は私に嘘言うの?』
夏「!……言うわけ、ないだろう…」
『うん、でしょ。私は傑を信じてる。…私には傑しかいないから。傑さえいてくれればいいの。』
夏「………刹那、私は東京都立呪術高等専門学校という所に、"誘われた"んだ。」
『誘われた…?推薦的なこと?』
夏「………この世界には"呪霊"と言って、人から生み出された"負のエネルギー"が呪いとなって生み出されてしまうものがあるんだ。……そこは、それを祓うために学ぶ場所だ。私は、そこに行こうと思ってる。」
『………そっか。』
夏「………私は、刹那にも来て欲しいと思っている。呪術師では無いだろうが…私には刹那がいないとダメなんだ。」
『私はいいんだけど……私何も見えないよ?』
文字数……
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作者名:こし豚 | 作成日時:2021年5月3日 17時