終わり〜 ページ3
薬の効果が切れ聞こえなくなり、人の心が読める変な夢を見たとAは勘違いをし、ゲンに確かめる様に夢の事を話す。
「何それ、面白そうな夢ね」
そう白々しくゲンは話しAがどこまで覚えているか探る。
「他にはどんな事したの？」
そうゲンに尋ねられ、先ほどゲンにされた事を思い出して顔を真っ赤にしてAはゲンを睨む。
「えっ！？なっなに！？なんで怒ってるの！？俺なんか変な事聞いちゃった！？」
ゲンの白身の演技にAな現実なのか夢だったのか区別がつかなくなり頭を抑える。
「…千空さんの心の声を聞いた記憶まではあるのに…」
「夢って起きたら結構忘れちゃうからね」
薬の副作用と混乱にAは頭痛に襲われ、風邪かと疑う。
「A？！大丈夫？？」
椅子に座って頭を押さえるAに皿洗いを終えた羽京が駆け寄る。
「薬飲んだ方がいいんじゃない？」
「そうします…」
一緒に治療室に行くよと羽京はAを連れて治療室へと向かう。
「頭痛薬ってあの棚にあったよね」
「はい…」
治療室の椅子にAを座らせ、羽京が頭痛薬を探していると、千空が頼んでいた薬を取りに来る。
「えっ…頼んでた…薬？そんなのありましたっけ？」
「あー？寝ぼけてんのか？これだよ」
机の上に置いてある完成している薬を千空は見つけて呆れた顔をAに向ける。
「ほんとに大丈夫A…」
頭痛薬を見つけた羽京は飲み水を持ってAに薬を差し出す。
頼まれていた仕事も忘れるぐらいの酷い頭痛なのかと羽京は心配する。
「少し寝た方がいいんじゃないかな」
「…そうですね」
「あー、寝とけ寝とけ、あとでぶっ倒れても面倒だからな」
千空に薬など毎日の様に頼まれるから頭痛もあり記憶がごちゃごちゃになってるんだとAは勘違いする。
言われた仕事は出来ていたみたいだし、もう変な夢の事は忘れようと頭痛薬を飲む。
「体熱いよ…熱かな…」
夢の中でゲンにされた事を思い出し体が熱ってしまい心配してくれる羽京にAは罪悪感を抱く。
ドキドキする心音も多分熱のせいだとAは思い込むが…
「ここに置いとくぞ、羽京に移すなよ」
「？」
そう言って千空は風邪をうつされる前に杠につくらせたシルクの枕カバーを机に置いて治療室を去る。
「シルクの枕カバーだ！良かったねA…A！？ど、どどうしたの！？」
さっきのは夢じゃないとAは枕カバーを見て確信し体に大火傷を喰らった。
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ヌ(プロフ) - ねねさん» むっつりであってほしい作者の願望🙇♀️ (2月8日 8時) (
レス) id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ヌ(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» 気づかなかった！！コメントありがとうございます😭！ (2月8日 8時) (レス) @page6 id: 079dd1f50d (このIDを非表示/違反報告)
ねね - やだ、右京さんムッツリー (2月8日 5時) (レス) @page6 id: 85be73129f (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - おっけー。神絵に神作ですね。ありがとうございます！！！！これからも更新頑張ってください！！ (12月28日 2時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヌ | 作成日時：2023年12月17日 2時
