なまいき注意報。【宮侑】

１４話 ページ15

私は自分のクラスが待機している場所へ





しかしみんな他のところに遊びに行ってたり


違うところで集まっていたりと


人がほぼいなかった


唯一仲のいい北もそこにはいなかった




　









『あの、誰かハチマキ貸してください…！』














　


















「あ〜私の良いよ〜！」


『あ、ごめん、異性のじゃなきゃダメだった…』


「なるほど！男子ぃ！誰かAちゃんにハチマキ渡して！」









助かるな、




北以外に男子に仲いい人いないから




こうやって声かけてくれるのはありがたい









「ハチマキなんか持ってきておらへんわー」


「俺鞄の中やから教室や〜」


「あんたら使えへんなー！」









他の人たちはそれぞれお題のモノを運び始めてる




どうしよう、他に当ては…









　









　









　









「A、これ持ってき＿＿＿＿＿＿＿！！」









　









　









　









ふわっと投げられ手元に届いたハチマキ









顔を上げるとそこには









　









　









　









『北…！』




北「まだ間に合うで！！」




『あ、ありがとう！』






　









　









ハチマキを受け取り走って審査員のところへ向かう









「合格です」









1番は取れなかったけど2番で到着






それよりも北、さっき









　









　









私のこと名前で呼んだ…？









　









いや、聞き間違いかもしれない



あの時私焦っていたし



げ、幻聴だよね…！？









　









乃理「A〜」


『わ、何！？』


乃理「見たよ〜北くんから愛のハチマキ受け取っとったの」


『や、あれは北しかハチマキ持ってなかったから…』


乃理「ふふふ。返す時ちゃんとお礼言うんやな〜」


『う、うん』


乃理「あ、次アンカーだよ」









　









最後の走者が並ぶ






そこには









　









乃理「あ、宮侑おるやん」









　









侑の姿









　









「さ〜最後の走者が並びました！アンカーの皆さんには
少し難しいお題が書かれております〜！」









『難しい…？』



乃理「なんやろな。虫とか？」



『それはちょっと…』









　









侑(難しいお題ってなんや)









お題を見たアンカーがみんな固まる









　









乃理「皆なんか考えとるな」


『暗号とかなのかな』

再開→←１３話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す