魔法界で悪役令嬢を目指します!【マッシュル-MASHIE-】

悪役令嬢が九人｡ ページ10

・・





Aside





　 えー……と




ﾚﾓﾝ｢…やっ…やめてあげてください!!!彼はｯ…彼は悪くないんです!!｣







　 ざわざわ…






ｸﾛｰﾄﾞ｢やめろぉ!!!!言えばただじゃおかないぞ…今ならあの約束も考えてやる!!｣




ﾚﾓﾝ｢私が…彼の邪魔をしたんです……ルッチ先生に……言われて……この人を足止めにしたら合格にしてやる…って言われて｣




　 (なる程…そう言う…事情があったのか……)




ﾚﾓﾝ｢私の家……貧乏で…家族の為にもなんとか入りたくて…｣





　 レモンさん……





ﾚﾓﾝ｢でも…そんな私を助けて…彼”ら”は……こう言ったんです…僕/私と結婚してくれ って…｣





ﾏｯｼｭ｢嫌…言ってないけど…｣



A『??…言ってませんわ〜!!』






　ﾚﾓﾝ｢だって……




＿回想




ﾏｯｼｭ｢怪我痛むならおぶってくよ…｣


　

ﾚﾓﾝ｢そ…それって……その…私…重いですよ…｣


　 (精神的に)


『私達は貴方がどれだけ重かろうが関係ありませんのよ!レモンさんは人を頼りなさい!!私からの命令よ!』


　 (物理的に)



ﾏｯｼｭ｢僕も重いとか気にしないけど……?｣


　 (物理的に)





ﾚﾓﾝ｢////はわぁ……｣



＿＿回想終了






ﾚﾓﾝ｢そんなに照れないで下さい!分かってます…貴女方の気持ちわ〜……とても…良かったですよぉ……ははっ…はい…｣




ﾏｯｼｭ｢嫌…言ってないから……｣



ｸﾛｰﾄﾞ｢……そうだ…悪いか??私は試験監だ。気に入らない奴を落とそうとして…何が悪い??生意気なガキに貧乏少女……｣




　 あー…駄目だ…コイツ…

　 人としても終わってる＿＿





ｸﾛｰﾄﾞ｢声を掛けてやったのに…恩を仇で返してきやがって…頭が悪いのは親譲りかぁ？そりゃ…当然見窄らしい人生って訳だ!｣



　突然辺りが光に包まれる…

　 クロードの魔法であろう…




ｸﾛｰﾄﾞ｢お前たちは不合格だ…｣



　 えっ？？これ…私含まれてませんわよね……？



ｸﾛｰﾄﾞ｢そこの縦髪ロールの奴もついでに不合格だ!!｣



　 あ”？？？




ｸﾛｰﾄﾞ｢何だ？？盾突くのか？？エリート教師であるこの私に……最も…それが出来たらなぁ！｣





＿＿＿＿
文字数


　
　

悪役令嬢が十人｡→←悪役令嬢が八人｡

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す