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* ページ43
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目を覚ますと、こころなしか気分が楽になっていた。体温も平熱まで下がっている。これも隣で寝ている恋人のおかげだと思いながらも、やっぱり不満は消えなかった。
普段は合鍵なんか使わないくせに、来てほしくないときに限って合鍵を使う。
『俺が会いたかった』と言ってくれるのは嬉しいけど、風邪で弱っている姿なんて、見せたくなかった。
それなのに、コイツはお気楽に寝息を立てて...
まぁ、そんなところもかわいいんだけどさぁ。
冷蔵庫には阿部が買ってきた惣菜やゼリーが詰まっていた。あいかわらず、栄養バランスの偏った買い方だ。
阿部が起きたら怒られるかもしれないが、ちょうどお腹もすいたし、料理でも作りながら阿部が起きるのを待とう。
誕生日プレゼントは、恋人だった。
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作者名:なるせ | 作成日時:2019年10月6日 12時