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ab side


とうとう来てしまったか、この日が。一応約束の10分前に来たんだけど...


え?もういるじゃん。


mm 「あ!阿部くんですか?」


ab 「はい...」


mm 「じゃあさっそく行きましょ!」


まぁ、簡単に言うと彼...目黒は彼氏としては完璧だった。


約束の10分以上前から来てることもだけど、さりげなく道路側を歩いたり、お金も全部払ってくれたり。


そりゃあ1ヵ月待ちにもなるわ。


目黒の彼氏力に惚れ、俺は月イチ程度で目黒をレンタルするようになった。


社会人で無趣味だったからお金はあったし。


それが2年ほど続いたときだった。


mm 「俺、来月でこのバイト辞めるんです。大学卒業するから、ちゃんとした仕事に就こうと思って」


その日のデートが終わってすぐに次の予約を入れる。


彼の最後の出勤日の最後の3時間。


いつもより高いレストランを予約しておいた。


最後だから、ちょっと背伸びしてカッコつけたいじゃん?

*→←レンタル彼氏【めめあべ】



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作者名:なるせ | 作成日時:2019年10月6日 12時

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