【銀魂】色んな人の拠り所に。

第15話 ページ16

土「あーあちぃ……」



なんでこんなに制服かっちりしてんだと悪態をつきながら、


缶コーヒーを開ける土方さんを横目に、私は日差しに手をかざした。



「……確かにこの暑さはこたえますね……」



土「…お前、熱中症になりてぇのか？上着かっちり着て。」



「日差しに弱いんで仕方なしですね……強力な日焼け止め欲しいです。」



私も自販機に小銭を入れて、飲み物を買うとそれを口に含んだ。



土「世の中の連中はどんどん薄着になってきてるってのに。オマケにこのクソ暑い中人探したァよ……」



悪態を突き続ける土方さんから数歩離れた。



不思議そうに私を見る土方さんの背後から、声が聞こえた。



沖「そんなに暑いなら夏服作ってあげますぜ、土方さん。」



「……！」



それも束の間、ものすごい勢いで、声の主……沖田くんは土方さんに斬りかかった。



土「うおおお！！！！」



沖「あぶねぇな、動かないでくだせェ…怪我しやすぜ。」



土「あぶねぇのはテメーの、そのものだろが！！


何しやがんだテメー！！！」



どうやら沖田くんは、制服をノースリーブにするつもりだったらしい。



……土方さん相手だから、多分腕ごと狙ってただろうけど……


沖「実は今、俺が提案した夏服を売り込み中でしてね。


土方さんとAさんもどうですかィ？

ロッカーになれますぜ。」



「土方さんはともかく私は絶対嫌なんだけど。」


土「俺はともかくってなんだ！


俺は着るとでも思ってんのか！！


明らかにふざけが生み出したこれを！！」



そんなことを話していると、調査の様子を聞きに来た近藤さんが私たちの元へとやってきた。



……例の服で。

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