第４７話 ページ3
ﾌﾞﾗﾄﾞｷﾝｸﾞ「まさか致命傷ってのはヒーローの性でなったのかっ！？」
『そうですね…それも致命傷で済んだのは見張りの敵が僕を庇ってくれたから。まぁその性で彼は死んでしまいましたけどね』ｹﾎｯ
校長「……君の目の前でか？」
『そうですね。恐らくこれからも目の前で、自分の性で、人が息絶えるのを見る機会はありませんよ』ﾊﾊｯ
ｵｰﾙﾏｲﾄ「なんて事だ…」
『……どれだけ時間が経ったか分かりませんが、僕にとっては長かったです。暗闇の中、自分を助けてくれた人は自分の腕の中で死に、誰も助けに来てくれなかった』
『正直その時完全に絶望しきってました。ヒーローに』
「「「ｯｯ……」」」
『そして自分の命も危なくなってきた時、急に身の前に光が入ったんです』
塚内「そこでの死柄木弔か…」
『はい。彼は僕を連れて行き、治療してくれました……きっと、心のどこかでは敵だと分かっていたんです…でも、その時の僕にとっては彼こそがヒーローでした』
『彼は治療をして僕の話を聞いてくれたら、
家に返してくれました。そういえばその時に、黒霧にも会っていました…彼が家の前まで送ってくれたので』
校長「…なるほど。すまない、ありがとう」
ｵｰﾙﾏｲﾄ「緑谷少年……ヒーローは、嫌いかい？」
『……嫌いと言えば嫌いです。もはや今は完全にどうでもいいですし……まぁ信用は出来ませんが』
『僕は、僕みたいな経験をする子を無くしたいんです。ヒーローに絶望する子供は、僕が最後でいい』
相澤「……そうか。素晴らしい志だ」
『そうですか。他に聞きたいことはないですか？』
相澤「そういえば、無個性ってどういう事だ？」
校長「無個性？彼がかい？」
相澤「死柄木弔が言っていた事ですが、【ヒーローに助けられなかった無個性の子供】……これはどういうことだ？」
『簡単です。僕は中学３年生で個性が発現したんです。それまでは無個性ですから…彼と会った時はまだ無個性でした』
ｵｰﾙﾏｲﾄ「それにしても、本当に何もされてないかい？」
『え、何故…？』
ｵｰﾙﾏｲﾄ「君を助けたからと言って、彼が敵なのに変わりはない…何か脅されていたりとかは……」
『…大丈夫ですよ。彼、仲間意識湧いたら優しいので』
相澤「仲間意識？お前に抱いてるのか」
『そうでしょうね。じゃないと【迎えに行く】なんて言わないでしょ』
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Y - 小説書くの上手ですね‼︎８２話のスノードロップの花言葉でゾクっと来ちゃいました‼︎ (2022年12月27日 19時) (
レス) @page39 id: 99e9b3e27c (このIDを非表示/違反報告)
yuumin - 面白かったです！ 新しいヒロアカの二次創作ジャンル！更新楽しみにしてます。 (2022年8月22日 10時) (レス) @page13 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2022年8月9日 22時
