第４６話 ページ2
『失礼しまーす』ｶﾞﾗｯ
相澤「ノックをしろノックを。お前だんだん遠慮無くなってきたな」
『お気になさらず、リカバリーガールの治療で疲れてるし眠いんです。早く終わらしたいです』ｹﾎｯ
塚内「それはすまないね。では早速話してもらえるかな？あ、私は塚内直正という」
『はぁ…と言ってもどこから話せばいいですか？これ、下手したらまた………まぁいいや』
校長「あの敵が命の恩人だと言っていたね。その辺について話してくれたまえ」
『僕は過去に一度、とあるヒーローの敵退治に巻き込まれ、敵に人質として誘拐された事があるんです。ちなみにこの前髪で隠してるところは、その時に残った傷です』ｹﾎｯ
相澤「人質…誘拐……その話の流れからすると、ヒーローに助けられなかったのか？」
『そうですね。先に言ってしまえば、そのヒーローは人質救助よりも敵確保を優先しました。その結果僕は致命傷を負い、その時に助けてくれたのがあの敵…死柄木弔です』
塚内「その時の状況は？」
『確か５階建ての廃墟ビルの僕と見張りの敵一人と大量の爆弾が３階に、残りの敵が５階に居る状態でした。ちなみにグループでの犯行です』ｹﾎｯ
マイク「大量の爆弾！？」
『どうやら犯行途中でヒーローに見つかった時の為の爆弾だったようです。敵曰く街が半壊するほどの威力と量だったそうです』
『そしてそのビルの入口は完璧に封鎖されていたので、ヒーローは上から入ってきたんですが…』ｹﾎｯ
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ「ですが？」
『僕の見張りをしていた敵は実は、そのグループに脅されていたんですよね。言う事を聞かなければ家族を殺すとね…』
ｽﾅｲﾌﾟ「…そのヒーローはその敵をどうしたんだ？」
『どうやら疑い深い様で…彼は全て話したんですよ？自分の境遇、他の敵の状況、爆弾について……だけどそのヒーローは助けなかった』ｹﾎｯ
『その爆弾は、時限式であり、ある程度の衝撃を認知すると爆発するものだったんです。それも説明されたのに……』ﾊｧ
相澤「………まさか」
『そのまさか、ヒーローはその話を信じずに天井ぶち破って敵の所へ行きました』
相澤「バカなのか？嘘である可能性は十分にあるが本当の可能性も捨てきれない…慎重に行動すべきだろ」
『当時の僕ですら思いました。まぁ爆発しない訳はなく、爆発して巻き込まれました』ｹﾎｯ
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Y - 小説書くの上手ですね‼︎８２話のスノードロップの花言葉でゾクっと来ちゃいました‼︎ (2022年12月27日 19時) (
レス) @page39 id: 99e9b3e27c (このIDを非表示/違反報告)
yuumin - 面白かったです！ 新しいヒロアカの二次創作ジャンル！更新楽しみにしてます。 (2022年8月22日 10時) (レス) @page13 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2022年8月9日 22時
