ごくごく普通の僕が、緑谷出久転生してしまった… (ページ48)

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第４５話ページ48

回想＿＿＿＿＿

『先生〜明日学校行っていいっすよね？』

「え？いやいやダメだよ！まだ全然治ってないんだからさ」

『え？いいですよね？？』ｹﾎｯ

「え、だからだm」
『いいですよね？？？？？』

「だ、だ、ダメ…」

『ﾁｯまぁいいですよ、脱走するんで』ｹﾞﾎｯ

「えっ！？」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『ほら、ちゃんと許可もらってるじゃないですか』

相澤「どこがだ」ﾊﾞｼｯ

『痛いですよ！怪我人には優しくっ！』ｹﾎｯ

相澤「喧嘩売ってきてんのか」

『やだな〜そんな事ないですよ。ほら、ホームルーム始めてくださいよ』

相澤「はぁ……お前ら戦いが終わったと気を抜いてるようだが、戦いはまだ終わってねぇ」

爆豪「戦い？」

峰田「まだ敵がーー！！？」

相澤「雄英体育祭が迫ってる！」

「「「クソ学校っぽいの来たぁぁぁぁ！！！」」」

「待って待って！敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか！？」

相澤「逆に開催することで雄英の危機管理体制が磐石だと示す…って考え方らしい。警備は例年の５倍に強化するそうだ」

相澤「何より雄英(ウチ)の体育祭は…最大のチャンス(・・・・・・・)、敵ごときで中止していい催しじゃねぇ」

峰田「いやそこは中止しよう？」ﾀｲｲｸﾉﾏﾂﾘﾀﾞﾖ…

相澤「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ！かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ、全国が熱狂した」

相澤「今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した…そして日本に於いて今、【かつてのオリンピック】に代わるのが雄英体育祭だ！」

八百万「当然、全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね！」

上鳴「資格習得(そつぎょう)後はプロ事務所にサイドキック(相棒)入りが定石(セオリー)だもんな」

耳郎「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴、あんたそーなりそう。アホだし」

上鳴「くっ！！」

相澤「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ」

相澤「年に一回…計三回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」

『(ダッルめんど……)』ｹﾎｯ

相澤「それと緑谷、お前放課後職員室な」

『なんでですか？』

相澤「あの敵との関係性を全て話してもらう」

『あー、了解です』ｹﾎｯ