ごくごく普通の僕が、緑谷出久転生してしまった… (ページ15)

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第１２話ページ15

『ならかっちゃんもデクって呼ぶのやめてよ』

爆豪「……………デク」

『はぁ…まぁクソが付かなくなっただけ成長と見とくね、かっちゃん』

爆豪「……ちっ」

『いや何故に舌打ち』ｹﾎｯ

爆豪「うるせぇ何でもいいだろうが」

『クフフ……何か普通の幼馴染みたいだね』

爆豪「……そうだな」

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受験開始５時間前

ｵｰﾙﾏｲﾄ「いやー、緑谷少年！」

『はい』

ｵｰﾙﾏｲﾄ「君は私が思ってたより飲み込みの良さと戦闘センスがあって、割とマスターしてきたよね！加減も出来るようになったし」

『オールマイトにそう言って貰えるなんて嬉しいです。でもまだ１００、７５、５０の３段階しか出来ませんよ』

ｵｰﾙﾏｲﾄ「半年程でそこまで出来るだけ上出来さ」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「だけど君のマイナスな部分は、考えすぎる事と、無理だとわかったらすぐに諦めてしまうところだ」

『うっ、確かにそうですね…』ｹﾎｯ

ｵｰﾙﾏｲﾄ「それに引き替え爆豪少年！」

爆豪「あぁ！？」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「君は緑谷少年のマイナス部分は完璧だ。だが君のマイナス部分は自信過剰だ」

爆豪「ちっ」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「自信があるのは結構結構！だが過剰はよろしくない！いつか足元を掬われるぞ」

爆豪「……おう」

ｵｰﾙﾏｲﾄ「うん。私に言えることはこれくらいかな！あとは今日、頑張ってきたまえ」ﾎﾟﾝ

『はい！』
爆豪「おう」

『オールマイト、今日まで個別指導ありがとうございました！』ﾍﾟｺﾘ

爆豪「…あざっした」ﾍﾟｺ

ｵｰﾙﾏｲﾄ「構わないさ！試験頑張ってね。じゃあね！」ﾄﾞﾋｭﾝ!!!

『流石オールマイト。僕らも短期間で結構成長出来たよね』

爆豪「あぁ。さっさと帰るぞ、……デク」

『そうだね、早めに行って寝よう』ｹﾎｯ

爆豪「アホか、勉強しろや」

『僕は大丈夫だよ。基礎問全部叩き込んだし』ﾌﾜｧ

爆豪「…だからいつも以上に隈が酷かったのか」

『あれバレてる』

爆豪「引子さんその内心配のしすぎでぶっ倒れんぞ」

『あながち否定は出来ないけど、目的達成の為には仕方がない』

爆豪「…あっそ」

『てかそんな事は置いといて、早く帰ろうよ』

爆豪「あぁ」